昨日は柴胡加竜骨牡蛎湯を手にもった時と、右側胸部の動きと圧痛は同じになった。
という話しでした。
また肝臓の異常があると東洋医学をやっている人は、すぐに筋肉とか目に異常があるのではないかと想像してしまうと思いますが、この質問者の筋肉の反応は弱く、右の側頚部と大腿外側部のみに関連する異常反応がありました。
関連性はあります。それは事実ですが、それが証拠に右の側頚部に手をあてがうと側胸部の緊張は少なくはなります。 しかし、肝臓の左葉の辺りに(左背部上部)手を当てた時の方が異常反応は綺麗になくなるのを確認できます。 つまり、筋肉と肝臓で優位診断した訳です。
そして、肝臓の作用の方が優位だったということがわかります。 この例のように異常反応はあり、関連性がある器官がわかったとしても、それが最も適用であるかどうかの判断は別ということです。
古典も参考にはなりますが、書いてあるから関連性があるという考え方だと弱いということですね。
筋肉が関係する問題は、肝臓とは比率が違うということがわかる訳です。どちらが優位かは、その優位診断を意識づけて明確に行う必要がある訳です。
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