3月20日は専門家の勉強会です。
きっと専門家の先生なら様々な手技を学んだと思います。
その手技がうまくいく時とうまくいかない時がある。
最初はうまくできたのに、だんだんうまくできなくなる。
そういうった経験があるはずです。
手技の方法が悪いのでしょうか?
全然違います。
学んできた手技を捨てる必要はありません。
何々式鍼灸や何々手技などの方法論を全く変える必要はありません。
基本概念を構築するだけで同じ手技をやっても効果とスピードがアップします。
キチンとした意識を持つだけで手技の習得が早くなります。
このことを主に伝えたい。
だからどんな科の先生方が参加してもらっても良い勉強会です。
何が正常で何が異常なのか?
まずはこれを知る必要があります。
その基準に運動があります。
なぜ運動かというと素人でも実感できるからです。
圧痛や触診はプロだけでの共有です。
しかし、運動は全ての人において共通です。
講師の先生が意外に知らないのが自分の感覚は全ての人に共通だと思い込んでいることです。
何が正常なのか?
何が異常なのかを見極め、それを正していく方法は?
今までと全く変える必要がない。
そのスキルを身につけるだけで劇的に効果とスピードが変化します。
ビデオで概略を説明し、当日は臨床をします。
理論から導き出される結果を披露します。
そして理論を超えて現象から新しく理論を構築します。
以前も書きましたが単純な関節の構造を理解して複雑な関節へ応用するのと同じです。
体感したことを元にして新しく理論を構築するということです。
最終的にはそれが症状や学問とつながります。
確実にオーバーラップします。
しかし、未だに全く学問とオーバーラップしない部分があります。
それは情報の仕組みです。
人間の身体は情報で成り立っています。
東洋医学では、それを「気」と呼びます。
私は「気」のことをわかりやすく「情報」としました。
その方が私にとっては説明しやすいからです。
実は、この情報の仕組みを理解することが、効果をあげられるかどうかが一番重要なポイントなのです。
殆どの講習会は方法論だけ教えます。
私はこの情報の仕組みを教えます。
本当に治療がうまくなりたい方なら目から鱗なはずです。
特に誰かに治療法を教える立場の先生は是非知っておいてもらいたいと思っています。
どんな情報を身体に提供するのか?
それは頭で理解させるのか?
身体で理解させるのか?
殆どの場合、身体に理解させます。つまり直接話しをする訳ではありません。
数ミリの位置によって情報が大きく書き換わってしまいます。
これは物理的ですからわかりやすいです。
しかし、軽く触れるだけで情報が変わる結果、身体が大きく変化します。
これはわかりにくいです。
このような現象を見ると科学論者は科学的でない。
などと言います。
しかし、現象はあきらかに起こります。
治療の方法論は二の次三の次です。
今まで習得した方法から何も変える必要はないでしょう。
でもどのように情報を身体に受け渡すのか?
またどのように情報を引き出すか?
これを知らないと折角学んだ手技が宝の持ち腐れになってしまいます。
そのテクニックがあります。
導き出された情報を元にして新しい理論を構築していきます。
何が起こるかわからない勉強会
それが私のスタイルです。
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