昨日は勉強会に参加して頂き本当に有り難う御座いました。
とても良い一日になりました。
人が言っていることや本に書いてあることは記憶すれば頭には入ります。
しかし、知識を増やすだけでは実生活に応用することができません。
一度はやってみないととっさにはできないというのが普通です。
でも知識を持っているとやったことはなくてもわかった気になって安心してしまったりします。
これが問題です。
椅子に座って膝を真っ直ぐ曲げて真っ直ぐ伸ばす。
膝は単軸関節です。
肘と膝はもっとも単純な構造をしているはずなんですよ。
仙腸関節や股関節のように複雑な関節のことを言っている訳じゃないんです。
ごく単純な関節で、しかも数センチ曲げたり伸ばしたりするだけの動きのことを言っているのです。
でもよく観察してみると真っ直ぐには動かせてないのです。
いや~間違いですね。
真っ直ぐ動かそうと思っていても思い通りには動かないということかな~。
真っ直ぐが良いとか悪いとか言っている訳じゃ~ないんです。
真っ直ぐ動かそうとしたら真っ直ぐ動くはずなのです。
この違いわかりますか~?
真っ直ぐでなければならないのではなく、真っ直ぐ動かそうと思った時は真っ直ぐに動くはず。
ということなのです。
しかし全く動いてません。
世の中には様々な運動法があります。
私の言っている運動は、高等な運動ではありません。
そこがとても重要です。
真っ直ぐ小さく動かせないものが早く正確に動くはずなんてないですよね。
つまりスポーツで使う筋肉や動きがキチンとできるはずがないということですね。
なぜこれが運動学に適応されないのか?
スポーツに取り入れられないのか?
筋肉を大きくすることばかりが良いとされてしまうのか?
不思議で不思議でたまりません。
だから私が言っておきます。
どんな方法であっても闇雲に行った運動は何らかの害が起こります。
注意深く行った運動は、小さな運動であっても効果抜群です。
一瞬で汗かいてきます。
数回の運動で汗かきます。
私より知識の沢山ある人はこの世の中に万といます。
頭の良い人がね。
確実にコンピューターなら人間より知識は豊富ですよね。
どれだけ頭の良い人であっても全国の電話帳の電話番号を全て覚えている人はいません。
コンピューターなら覚えられます。
そのデータはコピーもできます。
検索すればすぐに利用できます。
知識はいくら増えても利用しなければ何の役にもたたない。
知識を貯めたことで安心してないですか?
ってことです。
それを身をもって実感してもらいました。
膝を曲げ伸ばしする時の単純な注意点を参加者に伝え、人を観察する訓練をしてもらいました。
するとどうでしょう。
頭ではよ~くわかっていたはずなのにイザやってもらうとできないんですよ。
やってもらった方はとてもとても頭の良い方です。
私なんか足元にもおよびません。
もの凄く単純なことしか言ってません。
小学生でもわかることなんです。
でもイザ、その場面になると頭の良い大人でもわからない。
学問は難しくすれば良い訳じゃ~ありません。
どこまでもシンプルにしていくことでしかわからないことがあるのです。
座って立つ
殆どの人はできますよね。
でも本当はできていない。
できたつもりにはなっていますよ。
そんな認識をもってもらえた勉強会だったと思います。
最後は参加者全ての人を治療させてもらいました。
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