昨日は一般の勉強会でした。

昨日の勉強会にご参加下さった皆さん有り難う御座いました。


やはり皆さんの脉診に対する意識は凄いなと思いました。

たぶん一般の方にこんなふうに脉診を教えるところってないと思いますよ。

難しいものだと決めつけてますからね。

でも実はとっても簡単!!

はじめての方でも脉診ができてしまうんですからね。


早速家に帰ってやってみましたという感想を頂きましたので紹介させてもらいたいと思います。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

今日も大変勉強になりました。 

あの後、**さんのところへ行きました。 「今日はお腹痛い。」というので、 

『いま、先生の勉強会行って来たよ。やってみるね。』というと、 「やってくれ。」

と期待してくれました。 

早速、脈診。 金の位置が強かったので、 親の脾、胃経を刺激しました。 

(★虚すればその母を補うという法則のみでやってもらいました。実の場合は想定してません。それでも効果あるんです★)

金の五腑は大腸なのでお腹が痛いのも納得! 

経絡を撫ぜていると、ますます痛くなるような感じでした。 

実?虚?の違いかな?

とも思いましたが、いやいやコレで良いのだ〜!

と決めて陰陽の方向に撫ぜました。  

あまり痛がるので、看護師さんを呼ぶと たくさん排便していたようでした。 

出た後はスッキリしたようです(^-^) 凄いですね。 

痛みが長引かなくて済みました。 

その後、胃ろう中に脈診すると、 土の位置が強く脈打ってました。 

胃ろう中でしたから、胃が働いてるんだなぁと納得! 

面白いです。 

虚と実がよくわからないです。 

実してる場合は逆方向のがいいということでしょうか? 

(★そうです★) 

★★★★★★★★★★★★★★★★★

という内容でした。

入院されている方の脉診をして効果を得ることができたんですよ。

しかも瞑眩反応にも負けずやってみた。

そうしたら結果を出したということです。

金(肺大腸)の脈を実感してもらったり胃瘻中に脾胃の脈が強くなっているのも観察してもらえた訳です。

凄くないですか~?


鍼灸の専門家でもない方が一回の講義でここまでできるようになっている訳です。

プロは負けちゃいますね。

しかも脉診は1秒か2秒で即決します。

だから殆ど時間かけない。プロは時間かけますね。

だから結果がでないということに気づかない。

スタンダードな方法を習得してしまうとそこから抜けられない。

スパイラル(守破離)の守の部分が多すぎて頭打ちする訳ですよ。

この方法は是非プロに学んでもらいたいと思っています。

勇気のあるプロは「破」に挑戦しにきてください。

世界が一変しますよ。

専門家の勉強会でもまたやります!!

な~んやそんだけのことやったんか~ってね。

馬鹿らしくなります。


またもう一つ質問がありましたのでお答えしておこうと思います。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

もう一つ質問です。 

はじめに実験した意識しての立ち姿勢ですが、 恥骨から尾骨は後ろから倒れ難かったですが、

前(下腹部)から押すと逆に後ろに倒れやすいということでしょうか? 

友達や家族にもやってみたいと思います(^-^) 

9月の勉強会のご案内も楽しみにしています。 

ありがとうございました。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

これ勉強会に参加してない人にはなんのことかわからないと思いますが、とても面白い視点ですのでここに掲載し、答えとさせてもらいます。

そのとおりです。

前から押すと倒れやすくなります。

凄い発想で実験してもらえました。

陰と陽、虚と実というのは、相対的に変化していきます。

大まかな考え方ですから事象が変化すれば当然変化しますよね。

人間は動物ですからね。

一定に留まっていません。

それでいいと思いますよ。

ただ立つという状態で安定する場合、やや前側で立つことが構造上安定します。

なので陰は昇って陽は下がるという意識で安定します。

構造と陰陽なんてあんまり連結させませんよね。

でも相互に関係があるのです。

これも鍼灸の専門家は全くわかってない人が多いです。


でもこれは私自身もなかった発想です。

勉強になりました。

有り難うございます。


一応私は講師ですが、こんなふうに参加してもらった方から気づかされることが多々あります。

質問は素朴な程質が高い。

プロは絶対にここを忘れては駄目です。

なぜ効果を出せないのか?

なぜ時間がかかるのか?

それは単純に間違っているからです。

プロの方は是非頭を柔らかくしてスパイラル(守破離)の「破」を制覇して欲しいですね。


今日の話は、その次の「離」の話しだったのですが、なんなく受け止めてもらってました。

文章の中にもでてますよ。

気づいてますか?


「破」をできないのに「離」は絶対にありえませんがね。

まずは既存のものをぶちこわしてください。

新しいものが見えてきます。





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