腰痛は腰の問題だと考えている人は大きなミスを起こします。
私が知る限り腰痛で来られた方で、腰が原因だったことって少ないのです。
なんどもそういうことは言って来ましたが、内科的な問題からも腰痛は起こします。
腰の痛みが今までにない痛みだと訴えている人がいました。
これもの凄く大事な問診です。
こういう腰痛のタイプって、経験したことのない痛みと訴えます。
あきらかに腰は問題じゃ~ありませんね。
その方の場合、何が原因かっていうと、心臓血管系の反応でした。
心臓が悪いと言ってません。
機能障害があると予測してます。
まあ実際に高血圧もあり心臓肥大にもなっていたそうです。
それは検査ではわかっていても治せない。
検査ではわかっていてもそれが腰痛と結びつかない。
もちろん整形にも行きました。
接骨院にも行きました。
治りません。
問診で、そんなことを聞かなくても身体の反応をみると想像はできます。
圧痛点もだいたいの想像がつきます。
左胸の緊張から左手の緊張、左手小指の緊張が考えられますし、肩甲間部の左側にも圧痛はあります。
このようなタイプは心臓から血管系のあたりに熱反応があり、上半身が動かないために腰の痛みを起こしている。
というタイプです。
それを調整すると一気に楽になります。
なんじゃこれ~って言ってました。
本人も驚いてました。
でも反応がとれれば普通に起こることです。
不思議なことでもありません。
それでもこういう場合は、また元の状態に戻ります。
これも胸の反応が消えない限り再発したりします。
地道にこれを調整していくことがとても大事になってきます。
だから単なる腰痛じゃ~ないんですよ。
だから腰にアプローチしても痛みがとれる方向にはいかないんですよ。
治療の所要時間10分です。
初診で問診や色んな手続きをしてもその時間で治療が完了してしまいます。
もちろん炎症が強い場合やどうしても炎症が治まるまでに時間のかかるものもあります。
そういう場合はすぐには楽にならない場合がありますが、次に来られた時にカルテに記載してある反応がなくなっているかどうかで治療効果が判断できます。
痛みを訴えていても前回の治療の時にあった反応がなくなっていれば効果がでているということがわかります。
そうなると痛みは残っていても前の痛みとは違います。
なので二回目の問診の時に痛み方が違うか場所が違うとかありませんか?
と尋ねるとそうだと言います。
腰痛だから腰周囲にだけ問題があると考えてしまうのはナンセンスです。
しかし、現実は、どうしても原因を腰に持って行きたがります。
悲しい性です。
でもそれでは良くなりません。
その人の問題を見つけ出して治療しないと意味ない訳です。
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