歯ぐきの腫れが起こっても、歯茎だけの問題とは限りません。 よく観察してみるとシワの位置も右と左で違います。どちらかが腫れれば当然腫れた側は上にあがる感じになります。 歯茎の近くをリンパ管は通ります。それらはつながっているので下顎にも耳、首、鎖骨、腋窩まで影響します。 リンパ管を辿っていくと、腫れ感のあるところが複数見つかります。 ほっぺたのあたりには、痛む場所があり、触診の結果と一致します。 これらは腕にまで影響しているので、歯が腫れて腕の痛みを起こす場合もあります。 神秘的なことでも何でもありません。普通に解剖学的に考えても関係性があっても何の不思議でもありません。 実は、右の鼠径リンパにも、膝の裏にも影響していました。 歯茎の腫れは歯科だけの問題ではありません。全身へ影響は波及し関係してきます。 機能的なものなので、それらを観察できるのは触診という古典的な方法が一番早いのだと思います。 触ることは、医療の基本中の基本なのだと思います。
0コメント