この前からの筋肉の状態を触診する方法を実験してみた結果です。
結論から言えばやはり異常な筋肉は緊張させようとすると力が抜ける(緊張が緩む)
という現象が様々な筋肉で確認することができました。
大きな筋肉では上腕二頭筋を調べてみてわかったのですが、例えば心臓の疾患があったり、呼吸器系に問題があったりすると上腕二頭筋の一部は緊張します。
力を抜いた状態でも上腕をつかむとパンパンになっていたりします。
大胸筋は上腕につながっていますし、腹部ともつながっている大きな筋肉です。
上腕の緊張と大胸筋の緊張は連携するのは誰が考えてもわかることです。
そして大胸筋が収縮すれば、その中にある臓器(肺、心臓等)は影響を受けて当然でしょう。
その理由からも上腕をつまんで緊張状態を知ることはとても重要な診断になります。
手首を持って肘関節を曲げ(屈曲)させるようにして抵抗させるとあんなにパンパンだった上腕二頭筋はユルユルになります。
つまり肘関節を曲げる筋力が低下させているということになります。
筋肉がユルユルになるということは力が抜けている。
つまり弛緩しているということですよね。
でも肘関節は曲がります。
ということは、同じ上腕二頭筋でも外側と内側の筋肉には代償運動が行われているということになると思います。
触診上でも図のところだけがそうなっていて同じ上腕二頭筋でもまわりは力を入れると緊張しています。
上腕二頭筋だけでなく三角筋や僧帽筋も補助していると思います。
つまり片寄った使い方をしているということです。
体幹で言えば肋間筋や広背筋などの筋肉も関係あると思います。
つながっている訳ですよね。
100%の筋力を使えずに代償しているということでしょう。
だから一応肘関節を曲げることはできます。
でも100%じゃない。
例えばウェイトトレーニングをしているスポーツ選手にも同じような現象が起こります。
相撲やレスリングをやっていて、引きつける動作をするような競技の場合、こういう現象がよく起こります。
この緊張をとるだけで呼吸が楽になったりします。
上腕と胸ってつながっているということの証明ですよね。
それじゃ~手首が痛くて手首だけを診ても意味ないですよね。
肩とかだけでも不十分ですよね。
足までみないと・・・。
それでも不十分です。
それが身体ですよね。
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