何とも不可解な症状なのですが右で噛んでも左で噛んでも背中に響くような痛みがあるという症状でした。
何の問題でしょう?
骨かな~?
筋肉かな~?
内臓からか?
皮膚から?
神経血管リンパから?
検索してみるとやっぱり筋肉の問題かな?
色々調べてみると上腕二頭筋の中央の一部分で一センチ角ぐらいのところが問題でした。
この反応はとても面白くて、上腕全体に大きな面積で手を当てても症状は変化しません。
指先で触ると変化します。
身体ってどんな触れ方をされているのかわかるんですよね。
臨床的にはこういうことが多くあります。
なので全体的な上腕二頭筋の筋力が低下しているということはないので徒手筋力検査を行ってもあまりハッキリとしません。
つまり針で刺激した場合と指先で刺激した場合は、同じ場所でも効果が大きく違います。
もちろんテーピングのように面積を大きくした方が効く場合もあります。
やっぱり適応なんですよね。
だからその都度調べなければ効果を出すことはできません。
身体の反応というのは本当に様々です。
こういう症状であっても、筋肉とは全く関係のない場合もあります。
皮膚と関係があったりすることもあります。
しかも背中の皮膚の一部分のみが原因だったりします。
こんな症状を見つけるのに身体の反射以外の方法を使って見つけることができるでしょうか?
なかなか難しいと思うんですよね。
しかもそれには性質があります。
水の流れか気の流れか、血の流れ、熱、寒 位置もあります。
表層か深層か?
勢いもあります。 実か虚か?
そんな詳細な問題をキチンと把握しなければ治療効果がでない。
細かい弁証をやっても問診だけでは、なかなか引き出せないことばかりですからね。
だから治療って面白いんですよね。
人それぞれです。
十把一絡げにしたところでその人そのものの問題は解決しないということです。
だから統計は一つの目安。
科学は目安でしかないということです。
科学を否定しているのではなく目安を目安以上に考えて取り組むことが間違いだと思うし、それだけが正しいという社会になることで真実を見ようとしない世の中になってしまうのが怖いと思っています。
これは一種の洗脳であり、人を支配下におく為の一つの方法です。
学校教育だけに留まらず、医療にまでその手がおよんでいることはもの凄く恐ろしいことです。
そんな世の中になってしまって良いのでしょうか?
ブロック単位で考えることも間違いです。
それはこの薬が駄目だったら次、次が駄目なら次という思考パターンが正常だと考えてしまうということです。
これは破壊か治療かわからなくなってしまいます。
薬はあくまでも毒です。
投薬は合わなければ破壊ですからね。
毒を慎重に選択してこそ医療の素晴らしさがあるはずなのに、それを知識だけ勉強すれば誰でもできるようなパターン化させることは感じることをやめる医療です。
これは本当に大きな問題ですが、それに気づいてない。
気づかないようにし向けられているということに気づかない。
それって怖いことですよね~。
だからパーセンテージでしか物が言えなくなってしまって数字の低いものは全て排除されてしまいます。
本当にそれが正しい医療なのか立ち止まって考える勇気を持って欲しいなと思います。
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