勉強会の感想を頂きました。

言いたい事全てを書いてくれてます。(^^;

遠いところをご参加有り難うございます。

次回も是非来て下さいね。

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御園治療院一般向け勉強会が3回シリーズの最終回を迎えた。 

テーマは、「力を抜く」である。 

これまで、力を抜くには力が入らないと抜けないということから、力の入っていない部分に気づき、そこに力を入れることで緊張部分をゆるめることをやった。 

言わば、片寄った力を分散させることで適度な体の緊張バランスをつくる考え方である。 

そして、MBRの手法。 筋腱組織に働く誤情報のシグナルを混乱させ情報の正常化をはかるという方法。 

情報の正常化というと難しく感じるかもしれないが、実際にやることはシンプル。 

正確なやり方さえ覚えれば誰でもどこでもいつでもできるものであり、中村先生のやり方は簡便にしたいというお考えがよく現れている力を抜くためのコツが入ったひとつの方法であった。 

これは一般の人でもできるし、痛みがある部分には慢性的なものに限らず、例えば捻挫をした時などに使えば早く回復できることが想像できる。 

MBR法は身体の循環を促す効果が期待されるから様々な身体の緊張や痛みに対応可能なことが理解できた。 

そして、第3回目の勉強会では、なんとこのMBRの新手法をご教授いただいた。 

しかも第2、第3の方法まである。 

それがすべて簡単にでき、効果も同じように得られる。

とくに第3のMBR法は私のようなトレーナーが大いに使える方法で意識が明確に使えるようになると、本当に簡単に筋肉の緊張をやわらげることができた。 

実際に初めて参加したという一般の高齢女性とパートナーを組み、首の回旋のMBR法をやってもらったのだが、24時間以上経過しても首の緊張がやわらいだままであった。 

東京までの移動もありやや疲労状態にあるにも関わらず首の緊張は感じないのである。 

トレーナーとして技術を高めればどの部位にも簡単に効果があげられると思った。 

筋肉の緊張がやわらげば精神的な安定が起こる。

懐疑的な思考を手放して、素直な心の状態でMBR法をやった方が効果が高いと感じている。 

それにしてもMBR法の原理が「痛いの痛いのとんでけ~」と同じであるとは、中村先生らしい発想であるが確かにその通りなのである。

こういうことに気づける思考の柔軟性は勉強会の雰囲気からなんとなくわかる気がする。 

あんなに笑顔が絶えない勉強会はまれであると思う。

一般の方が多く参加されていることもあるかもしれないが、それにしても楽しい学びの場で2時間があっという間である。 

以前から中村先生がおっしゃっていることだが、刺激のコツは小さく行うことである。 

私は運動指導を行う中で、体操のような動きを大きく動かすことを目標にしてきたが、それだと正確に動かせない、そしてゆっくりと動かせないことがわかった。 

ゆっくり動かすよう伝えても出来ない人が多いのである。 

そしてその動作は正確でない。

つまり代償運動なのである。 

刺激というのは、それに対しての反応があるものなので、きちんと刺激できなければきちんとした反応が返ってこないことが理解できる。 

正確な動作ができない人がいきなり大きく、速く、強く動かすと、体は逆に反発して余計に緊張することが、これまでの実際の指導の中で体験できたことである。 

さらに正確に行う刺激は1度に長くではなく、小分けにして行うことが肝要であり、運動指導でも構えて○○を10回やろうと考えるのではなく、日常のちょっとした動きの中やちょっとした合間に数回やるだけでいいのです。

と伝えるようになった。 

神経の癖は身体に染み付いているので、すぐにまた元の癖が出てくる。

だから小さく正確に小分けにして刺激することで真から動作や姿勢を変えることができることを学んだ。 

それから静止することの本当の効果が少しわかったように思う。

静止することは実はものすごくエネルギーを使うことであり、今回冒頭に先生が、「静止することが最も動いている」という格言のようなものをお話になったが、本当の静止とは死んでいることである。

生きている人はその静止を保つために小さな動きを絶えず繰り返しているのではないか、それこそが見た目に動いていないが、意識と体がものすごく連携して動いているということなのではないかと新しい理解が芽を出したような気がする。 

自分自身で体験して行かないとはっきりわからないことであるが、心身の諸問題の発生は究極には生きているから、と中村先生がおっしゃる意味が少し感じられるようになってきたと思う。 

今回は一般の方々と触れあう時間が多く、体の多くの関節の動きを確認しあったワークが、色々な気づきがあり、貴重な経験をすることができた。 

みれば参加者は肩がパンパンに張っている人や胸が縮んで頭痛に悩まされているという人など、体の問題を持っているようであった。 

その人たちが健康で楽しい人生を送ることができるような手伝いができれば私の仕事での役割が果たせる。 

御園治療院での学びも小分けにして継続していけば、いつか自然と自由な発想で仕事ができると確信している。 

ただ、大事なことは「いい加減」になることである。

中村先生のずば抜けているところは、そのいい加減なところなので(笑)、見習ってすぐにできるものではないが、思考を真似したければ、いかに「いい加減」になれるかが刺激のコツであろう。 

笑顔は心身やわらかくする。 

これもこの勉強会で学んだことである。

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御薗治療院

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