もし、今、インターネットがない時代が急に来たら・・・。
きっとそんなことは想像もできませんよね。
それほど、SNSやHP、ブログは日常的になってしまったように思います。
日本のサッカーが世界で通用するようになったのは、日本の中にいる人が昔よりサッカーのことを議論するようになったからだと言った人がいたからと書きましたが、これと同じことが医療の世界でも起こっていると思います。
医療の疑問点を世界中の人が考え議論するようになった。しかもインターネットを通じて情報交換がやりやすくなった。
これは医療にとっても大きな発展につながったと思います。
しかも、ここ数年はインターネットのおかげで加速度的に発展する結果になったんだと思います。
しかし、考えるだけでは駄目です。
そこに経済が必ずくっついています。サッカーをしても一円のお金にもならなかったらどうでしょうか?
今のようにサッカー選手が増えたでしょうか?
きっと増えないし、強い選手は育たないはずです。
医療が発展するのは、経済が発展し、インターネットが普及したからに違いありません。
以前、テレビでアフリカの過疎の奥地で日本人の女性が無料診療所を開いているというのをやっていました。その診療所を開設するのに、だいたい年間500万ぐらいいるそうです。
そんなお金どこにあるの?
って思ったんですが、なんと自腹なんだそうです。
え?
って思ったんですが、その内訳は、寄付と自分の日本での収入を合わせて年二回、現地に行って診療をするそうです。赤十字やユニセフというような寄付金を募る団体がありますが、こういう人にこそ寄付してあげて欲しいなって思います。
しかし、凄い女性がいるもんだなと思いました。
でも、もし彼女が日本で仕事ができなかったらどうでしょうか?
日本で医者という仕事ができないか、それ程収入を得られなかったら、いくら切望しても、それが現実になることはありません。
医療と経済は、必ず一緒に発展します。
経済力のない医療はありえません。
もし、日本が今、経済がどん底になったとしたら、このような医療はなりたたない。
夕張市の病院が破綻したという話題がありましたよね。
そうなったら世界の人の為にというような綺麗事ではすまされない。
だから経済を良くしようと先進国は必死になります。それが経済を第一に考える大きな理由なんだろうと思います。
今は発展途上のアジアも同じ水準に近づいてきました。特に中国の経済は大きく発展したと思います。
医療が先進国並になるのは時間の問題です。つまり経済がもっともっと発展しないと医療の発展はないということでしょう。もちろん現代医学における医療制度の話しです。
その事に気づいてない人も多いのでは?
それは、一般市民も含めて医療について議論が深まってきたから昔のようなやり方では通用しなくなってきたということなんじゃないかと思います。
今の医療をもっと発展させるのがAIだろうと思っています。
もし、医療の中にAIが導入されれば、現代の医療が大きく変化してくるでしょう。それは、そう遠くない未来に起こる可能性は大です。
今までのような画一的なやり方では、きっと人間がくだす診断は太刀打ちできなくなってしまうでしょう。そうなったら、医師も今までのような権威はなくなってしまうはずです。
きっと医師会は、それを一番恐れているのではないでしょうか?
医師にとってもこれは大きな問題だと思います。
そこで何が必要となるのか?
その先に何が起こるのか?
今のうちから考えておかなければならないことなのではないかと思います。
人間にできてAIにできない医療とは何か?
これを思考する医療議論が、今後益々必要となってくるでしょうね。
そんな議論の基礎を作る会を作れたらいいなと私は思っています。
人間にしかできないことは、一杯あるはずです。それに気づいてないだけだと思います。
方向転換していないと、近未来では、取り残されるのは必然だと思います。
囲碁や将棋では、人間はAIに勝てなくなったんですからね。
そのことを決して忘れてはなりません。
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