最も有名な筋力検査法ってO-リングテストです。
O-リングテストの検査法ってもの凄く特種です。勘違いされやすいのが薬物検査のところなんだろうと思います。
薬物の検査って絶対ではないのですが、検者が絶対だと信じ込んでしまうところに問題があります。
まずは常識的な薬物の知識が必要です。常識的な薬物の知識があった上で優位診断していくことが大事です。
何の知識もない人が、指が開いたから適応じゃない。
などという曖昧な検査の仕方をするから検査の信憑性がなくなる訳です。
直感は大事ですが、まず知識があって直感がある必要があります。そういうことを考えないで行う人がいるので似非科学なんていうレッテルを貼られる訳です。
筋力検査自体はとてもシンプルな方法です。
人間は無意識のうちに右か左を決めています。それは常識を越えたところで決めています。
本来その人は、その人にしかない特性を持っています。
だから適応する薬やその量はその人にしか適応しません。統計や確率では、その人に本当に合うかどうかの判定はできません。
なのにそれを一律に統計がこうでているからこの薬を飲まなければならない。
みたいに考えること自体がおかしい訳です。
統計や確率で決められたことが科学的だと主張することは、ある意味、責任を背負いたくない方便でもあると言えます。
それが良い悪いは別として、人間の身体はそんなに簡単ではないことは臨床をやっていたら普通にわかります。
まずはそのことに疑問を持つことです。本当に統計や確率どおりにやっても良いのかな?
そんな疑問を持った人が何か他に決め手がないのか?
という疑問を持った人だけが筋力検査を行う準備ができた人です。
ここが世間でいう似非科学といっている筋力検査法と私が思い感じている筋力検査法の違いです。
人の身体を触ることは筋力検査法そのものです。
身体に触れて皮膚の張り具合やしっとり感、筋肉の緊張感などなどを感じます。
人それぞれですが、調子の良い人の皮膚はしっとりしていて艶やかな感じがします。
触っても柔らかく程良い張りがあります。
しかし、調子の悪い人は皮膚そのものもがさついたり、張りがあったりします。
これらを感じることも筋力検査法の一つです。
私はそれに名前をつけて皮膚張力を検査する方法を皮膚張力検査法と呼んでいます。
その他にタッピング法と言って皮膚を軽く叩打することで皮膚の緊張感を探る方法があります。
これらの方法は軽く触れるか触れないかの力で行う必要があります。
力比べでもなければ強く揉んで相手を痛くしようという目的でやっている訳ではなく軽く摘むように行えばわかります。
しかし異常を起こしている部位は軽くつまんでいるのに痛みを感じたりします。
そこで刺激を与える訳です。
鍼刺激でも何でも良いので刺激を与えた後に再度同じ検査を行います。
こうすることでその刺激によって変化が起きたかどうかを確認します。これが筋力検査法です。
O-リングテストは指先だけですが、様々な部位で検査することができます。
刺激は物理的な鍼刺激だけではなく、意識を与えるという方法があります。
つまり思うことです。
この人にとって何々の刺激を与えるとどうなるか?
という問いかけをして身体の反応を診ます。もしそれが正解なら身体は変化します。
そんな馬鹿なと思うかもわかりませんが正しく思考すると本当に変化します。
思った刺激を与えると劇的な変化が起こります。
動きが悪かったものがスムーズになったり、ガチガチだった筋緊張がなくなったりします。
つまり意識を変えるだけでも人間の身体は大きく変化するということです。
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