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記事一覧(202)

確定の話し

この前小指を骨折した患者さんと話しをしていました。小指の痛みは楽になって腰痛がでた訳です。しかし、この原因は腰じゃないというのは動画を見て貰えればわかってもらえたと思います。でもまだ違和感が残るという訳です。それを診断すると咽が関係します。咽頭や鼻腔、前頭部を刺激すると楽になる。鼻や咽、頭部というのはホントに面白い場所で色んな影響をうけます。鼻咽=呼吸なんですよね。考えることで精神が働き呼吸は大きく変化します。不安になると呼吸数は増えて浅くなりますよね。心拍数もあがったりします。精神と呼吸が深く関係するというのは誰でも実感することだと思います。しかし呼吸は鼻か口のどちらかでしかしません。目から呼吸する訳ではないので、精神に異常が起こると空気が入る鼻や口に異常が出る。と考えてもおかしくないということです。呼吸するための筋肉も同時に観察すればそれらが緊張しているのでよくわかります。それと確定の話しがどうつながるのか?少しずつ話しをすすめていきますね。小指に体重をかけられない。ゴルフができない。仕事の日程やゴルフの日程って決まっていますよね。そこで段取りを考えると思うのです。小指を治して通常の段取りに戻りたい。そこで二通りの考え方がある訳です。小指は治療して痛みが減ったのだから動かしてやろう。と考えるパターンと小指の痛みは減ったけど段取りがあるからここは無理をしないでおこう。この二通りの考えによって大きくわかれます。どちらが早くよくなり副作用が少ないか?ここで確定の話しになります。痛みが楽になったからどんどん動かしてやろうと思う方が副作用も少ないし局所の痛みもなくなります。それは私が何度も伝えていることです。しかし、段取りのことを考えると不安。ここで呼吸が変わってしまいます。つまり咽鼻に影響が出る訳です。わかっていてもできない。これが面白いところです。ご本人はそれをもの凄く意識して私からも何度もその話を聞いています。でもわかっていてもできにくいんですよね。そこで大丈夫なんだから動かそうと確定してしまう訳です。それを意識して気づいてもらったら動きが良くなりました。スイングも普通にできてます。きっと直ぐにゴルフができるようになるでしょう。実際に打っても腰も小指も痛くないはずです。しかし、ここで考えがでてきます。骨折は3週間は骨がくっつくまで時間がかかるのだから無理に動かしてはいけない。という常識的な考えが頭をよぎります。そうすると無意識のうちにかばってしまって本当に動かなくなってしまう訳です。これが確定の話しです。確定したところに人はすすみます。動かす動かさないの話しではなく確定してしまっているのでそこに無意識にいくようになってしまうということです。男性と女性でも違いがあります。女性はこういう時本当に強い!!ホントにたくましいという言葉が当てはまります。男性は私も含めて弱い。良い方向に確定できない。なぜなら論理的に考えてしまうからです。男性の方が圧倒的に弱いのは理論に弱いからということが言えます。頭で考えて論理的に確定してしまうと逃れようとしても逃れられない。この前の昭和の剣士の動画をご覧頂くとわかります。80歳になっても若い人と互角以上に戦う。

鍼灸治療と鍼灸業界

プラセボの記事を書きましたが鍼灸治療もプラセボの一種ということであれば本当にそうかもわかりません。いかなる治療も全てがプラセボなのかもって勝手に思ってます。例えばA先生は、人柄が良いけど技術はイマイチ。B先生は技術はあるけど、なんか嫌い。どちらが効果あるかといえば、A先生なんですよね。そして人気もある。まあそれは病院でもきっと同じでしょうね。自分の技術を自慢する治療家は多いです。鍼灸を学問として捉え真面目に治療している人も沢山います。頭の下がる思いです。博学な人が多い業界とも言えます。でもあまり世間では人気がない。なぜ人気がないのか本人達はあまり考えてないみたいです。その根底には自分達は正しいことをしてていて間違っていないという考えが根強くあるような気がします。鍼灸業界ってワーキングプアって呼ばれている業界なんですよ。つまり副業を持たないとやっていけない人が多い業界っていうことです。そんな業界だということは何かが間違っている。そう考えた方が良いように思っています。博学で学問的で理屈っぽい。それってあんまり人から好かれるタイプじゃないかも・・・。私はというと博学じゃないし学問的でもないけど理屈っぽい。(笑)最悪なパターンですね。(^^;まあ私の場合は半分以上屁理屈ですが・・・。そんな方達が多いから学問に則っていないと駄目と考えている人も多い業界と言えます。鍼は何故効くのか?に興味がある訳です。科学的根拠ですね。そうじゃなく、どうやれば効くのか?どうやれば人気がでるのか?これに焦点を合わせないと・・・。長年やってきてホントにそれは強く感じるようになりました。それとは反対にどうやれば効くのかに興味がある人達がいる同業種があります。それは柔整師(柔道整復師)や整体師と呼ばれる人達です。もちろんそういう傾向があると言っているだけで全ての人がという訳ではありませんよ。世間でも鍼灸より整体の方が上だと思っている人がいるのにはビックリしました。整体の人達は世間に対するアプローチが上手い。それは素直に認めた方がいいなと思ってます。鍼灸や柔道整復師(いわゆる接骨院)は国家資格です。整体やカイロプラクティックは民間療法です。国家資格じゃないから、今から整体はじめますと言ってもはじめられます。良い悪いじゃなく国が定める規格です。そして鍼灸や柔整は国家資格を取るためには3年間学校に通って国家試験に受からなければ免許が得られません。私もその道を通って鍼灸師になりました。でもそこで甘えがあるような気がします。国家資格とったんだから認められて当然。と思っている人が多いように思います。それって何の役にも立ちません。単なる幻想です。民間療法なのに整体やカイロをやっている人の方が知識や技術があったりすることもあります。それと何故効くのかじゃなく、なんとしても効果をあげなければ!!と強く思っている人が多いような気がします。以前鍼灸の専門家のサイトの中で質問をしたことがあります。これからの鍼灸師に必要なものはなに?って問うと殆どの人は鍼が何故効くのかの解明とかエビデンスの確立などと答える人が多かったのです。まるで他人事のような感じで絵空事にしか私には聞こえませんでした。社会のせいにしてどうするん?そんな話題にしかならんのかい!!そして一般の鍼灸師がそんな大規模な調査に参加できるんかい?って聞きたいです。もしできるならできる方法をみんなに教えて参加するように啓発すればいい。人気もないのに研究しようとする人は出てきてくれませんよ。鍼灸師個人として何をしていくべきなのか?という意味で質問したつもりなのですが、全く自分のことはそっちのけで社会のせいにしているところがあったのはホントに残念です。そんなこと考えている人が多いから鍼灸って人気がないんじゃないかな~。そう思ったりもします。どうやれば効くのか?徹底的にこれに焦点を当てた方が良い結果につながると私は思うのですが・・・。最終的にはそれで社会的にも認められるようになるんじゃないかと思っています。どんな手を使っても効果を出す必要があるということなんだと思っています。法律で許される範囲の中のどんな手を使っても効果を出すというのが大事だと思います。型にはまったことだけやっていては絶対に効果は出せません。そこをわかってないのがこの業界の問題点だと私は勝手に思ってます。どうやれば効くのかさえわかれば、なぜ効くのかを調べてもらえる可能性もでてくるでしょう。そこでエビデンスとか社会的地位が勝手にできてくるような気もします。効くから患者さんが来る訳ですからね。だったら患者さんが沢山くるような治療院にしないと・・・。そうすれば誰もが無視できなくなる。それを鍼灸師一人一人が一番先にやるべきことなんじゃないかと思っています。でもそれに似た答えを出した人が皆無だったのがホントに残念でした。中には自分の技術を吹聴するような方もありました。技術は必要なことだとは思いますが、頑なな治療の自慢話をするだけでは世間が受け入れてくれません。どれだけ技術があっても前述したA先生にはなれません。ある有名な接骨師の方がマニュピュレーション(手技療法)療法の限界を作ってるのはマニュピレーション療法家自身かもしれない。とおっしゃっていましたがそのとおりだと思います。それは治す技術も人気を得る技術も両方にストップをかけているような気がするからです。鍼灸師の限界を作っているのは鍼灸師自身だと思っています。日本で鍼灸の地位を向上させるためには一人一人の意識変革が必要不可欠なんじゃないかと思ってます。そういうサイトで議論しても無駄かな~と思って投稿するのを止めました。でもまた投稿してみようかなぁ~と思ってます。今度は違う角度で・・・。

足があがらない

以前右足の痛みを訴えていた方ですが、右は良くなってきて左足があがらない。というので診てみると・・・。足には問題ありません。さてどこでしょう?側頭骨の異常がありました。ええ~。頭ですか?そうなんです。頭なんです。「それはわかりませんでした」とおっしゃったので、私も診断する今まで知りませんでした。と答えました。人間の身体は複雑で個体差があります。これは誰しもがわかっているはずです。一人一人顏が違いますよね。似ていても同じ顏ではありません。それと一緒で痛みが起こる理由にも色々あります。しかも側頭骨そのものが悪い訳じゃない。図を見て貰うとわかりますが、側頭骨から小脳、小脳から延髄の前側に異常反応があります。小脳は運動にも関係し、平行感感覚とも関係します。小脳だけの問題ではなく、側頭骨から小脳にむかって刺激をした時に足があがりやすくなる。という反応です。教科書で小脳の働きを見てみるとそんなに多くのことが書かれていません。しかし、最近の研究結果では、思考をコピーするという行為を担っている。なんてことが書かれています。脳神経系の研究をしていた時小脳は運動系の異常に大きな影響を与えることはわかっていました。教科書にもそう書いてありましたしね。きっと反復運動を記憶するという作用が無意識の動作に影響を与えて姿勢制御してしまう考えると納得いきます。精神的なことが原因と言われるようになった腰痛ですが、精神的なことはこの脳の異常反応を知る必要ようがあります。何度も何度も同じことをくり返していると自然にできるようになることがありますよね。自転車に乗れると何年も乗らなくなっても乗れるのと同じです。行動をコピーする訳です。つまり、不安が何度も襲ってくるとその不安によって起こる姿勢を何度も学習することになります。不安や怖れが起こす姿勢の変化を覚えてしまうとそこから逃れられない。ということが言える訳です。小脳の反応を消去すると側頭骨に手を当てただけでロックが解除し足が動くようになりました。この方は痛みを記憶して歩けなくなってしまうということです。小脳は癖を覚える機能があるのだとわかります。膝を曲げると痛い。痛いことを覚えるのも小脳です。局所の炎症は治まっても痛いことを小脳が覚えているので力を入れてしまいます。つまり力を抜けない信号が送られる訳です。これではいつまでたっても痛いはずです。関節がおかしくなくても小脳に痛い記憶が残っていれば行動をコピーして痛いと感じてしまう訳です。それは幻想だからと教えて思考は理解しても小脳は理解しません。つまり言葉で治療しても良くはならないということです。それなら小脳への刺激が必要になってきます。それがわからない人が理論だけで説明しようとします。椎間板ヘルニアは腰痛とは無関係!!大脳は理解できても小脳は理解できません。脳が問題と言ってもそれは机上の空論です。それをなんとかしないと動かない。動かす準備ができないということです。わかってないんですよね。その関係が・・・。だから一生懸命理論で説明しようとします。それは無理です。

MBR法とストレッチ

以前ご紹介したMBR法です。関節を曲げて突っ張りを感じたところを記憶し解放して思い出す。ただそれだけの運動です。それに加えて力を抜く!!を同じ原理でやってみると面白いことが起こります。力を入れようとすると力を入れた方向とは逆の筋肉が働き力を入れないようにします。それが人間の持つ能力なのです。これは筋紡錘という作用が働くからです。関節を壊さないための人間のある種の防御反応なのです。この防御反応を超えた力がかかると動きを止めているのにそれ以上の力がかかって怪我します。ストレッチをして「イタ~」って思うところまでやってしまえば筋紡錘は働いています。つまり力を入れようとする逆方向に筋肉が働いているということです。これでは本末転倒!!カイロプラクティックなどで事故が起こるのも筋紡錘の作用を考えないで急激な外力を加えてしまうからですよね。それなら壊れない程度に動かすとどうなるか?曲がらない関節があったとします。例えば左に顏を向けると痛くて向けない。でも左に向けないのは無理やり向こうとするからです。無理やりじゃなく少しだけ向いてみてください。少しでも突っ張りがでてききたらそこで止めてください。殆ど動いていないことに気づくはずです。そこで止める訳です。首を左右に1度ぐらいずつ曲げてみて下さい。右と左で突っ張る場所が違うのがわかるはずです。左を向いた時は下側、右を向いた時は上側という感じで上下や前後の突っ張る場所が違うはずです。首の痛みがない人でもそうなります。MBR法はそれを記憶して解放した時にその突っ張り場所を思い出します。記憶を活性させ筋肉に命令するような方法です。これぐらいの運動では運動にならない!!と思っている人は大きな間違いをしています。筋紡錘を無視した運動、つまり強大な力の運動のみが運動だと思い込んでいる訳です。MBR法も脱力方も一種の瞑想です。筋肉を鍛えるのではなく神経を活性させる方法です。それで十分筋肉は柔らかくなります。揉んだり叩いたりする必要は全くない。

力を入れて抜く!!

昨日の投稿で力を入れて抜く。というのを書きました。力を入れても全体に入らないということがありませんか?と質問されました。確かに!!全体に力を入れられないから力が抜けない。力を抜けないから力が入らない。そうなんですよ。力を出す為には力が完全に抜けることが大事ですし、逆に力を抜くためには完全に力を入れられなければなりません。弓と一緒なんですよね。身体が固まって痛みがでている人って、弓が最後まで緩まない状態と同じなんです。緩まないので最後まで引いても威力がない。弓はバネのような力が必要ですよね。元に戻る力です。それが元に最後まで戻らない。それなのに一生懸命弦を引いてしまうので弦がユルユルになってしまう。だから痛みがでてくる訳です。だったら最後まで緩ませないと・・・。一般的にはそう思ってストレッチをしたりします。でもそれが逆効果になってしまうのです。ストレッチは弓の弦を緩めるようなものです。弓そのものを柔軟にする方法じゃない。弦がタラタラなので威力はありません。だからストレッチをすると運動能力が下がるなんてことが起こりえる訳です。そうじゃなく弓そのものを柔軟にしないと力は出せません。つまり元に戻る力が必要ということです。硬くなったものを急激に柔らかくしようとしたら折れます。硬いものは硬いままゆっくり力をかけることです。鉄でも熱して少しずつ力をかければ折れずに曲がります。ストレッチをして無理やり曲げてしまうと折れます。折れないように曲げるには少しずつ力をかけることが大事です。その方法を明日書きます。