何の変哲もない症状で来院される方も結構います。
よく話を聞いてみると色々出てくるのですが、最初はあまり何も症状を言わない人も多いです。
最初から患者さんが、症状を丁寧に説明してくれるかと言うとそうではありません。 見てすぐわかるような症状は、聞くまでもありませんが、どんなことで悩んでるかを正確に引き出すことは思っているより簡単なことではありません。
今までよりは随分良いのですが・・・。
というような話しぶりから始まり、よくよく聞いてみると、あちこち細く痛みを訴えたり、不安な気持ちを訴えたりすることがあります。
最終的には、呼吸ができにくい。 と漠然と言われたりします。それがどんな原因から来ているかということを問診だけで引き出すことはさらに難しいと思います。
接客業の方なので、接客している時に咳が出るのが辛い。ということを最終的に訴えたかったようです。 そうなってくると、呼吸がしづらいという意味が全く違ってきます。
時々出る咳のために呼吸がしづらいのか、普段から呼吸がしづらいのかよく話を聞いておかないと方向性を間違ってしまいます。
それを目標にして体の反応を見てみると、左側の喉に反応がありました。その左側の喉の反応は、左手の方まで影響を与えています。多分左側の咽頭か気管支で、気道が狭くなっているところがあり、喋ったりする時に問題を起こすのかもしれません。
それではその状態がなぜ起こったのでしょうか?
明日に続きます。
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