急性痛と慢性痛

膝の痛みに関しての例をあげてみましたが、慢性期の痛みでも、元々は急性の場合が多いと思います。


急性的に痛みが起こり、それが慢性的になったということはほとんどだと思います。痛みの質も徐々に痛みが起こり、慢性的になったものもありますが、その徐々に起こった痛みも急性症状だったと考えると納得がいきます。  


精神的なことと頭蓋骨の調整というのは非常に関係があります。 慢性痛のような場合、肉体的には問題がないのに、精神が緊張して痛みを起こしている人が実際にいます。

と言うかほとんどの人はそうかもしれません。まず最初に起こる感情は、痛いのが怖いという感情です。以前、身体を前に曲げた時に痛みが起こったというような場合、その動きに近づくだけで、拒否して代償運動をしてしまいます。その代償運動の殆どが肩です。そして肩の問題から首や頭蓋骨に影響を与えていると考えると納得がいきます。


その結果が、痛みをさらにひどくしているということに気がつかずにいることで慢性痛を引き起こしていると考えると納得がいくことが多々あります。

この状態は、痛みに対して非常に弱い状態と言えますが、痛みのある局所の問題ではなく、頚椎や後頭骨、蝶形骨や前頭骨の異常が明確に出てきて起こっていると考えるべきでしょう。 


そして一定の方向性を持っています。その結果痛みを怖いと感じ続けるのではないかと予測しています。 これもある意味、肉体的な問題と言えなくもないのです。それをできるだけ調整することによって、ある程度の慢性痛を解除することができます。 


それでも駄目な場合はあるのですが、その刺激を続けることによって、少しずつ変化する可能性が高いといえます。 また、それまでには痛みがぶり返したりすることが多くなりますが、これは信じてやり続ける以外に方法はないのではないかと思います。


諦めない気持ちもとても大事ですね。 慢性痛のような痛みというのは、治療家を悩ませる大きな原因といえると思います。しかし、そこで折れてはなりません。やり続けることが重要です。  


御薗治療院

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