異常な関節は、動かす前から動かないことを知っています。この現象がホントに面白いし、そのことを理解しないと身体への理解はすすみません。
動かそうと思っても、動く「気」がしないのです。この動く「気」がしないというのは、関節の問題ではありません。
それでは筋肉の問題でしょうか?
そのどちらでもないと思います。
動かす前ですから筋肉も関節も働いていません。関節の動きはないので、筋肉の初動の緊張はあったとしても僅かです。つまり筋肉も関節も関節を動かす為に働いている段階ではない状態と言えます。それにもかかわらず、何故、動かないと思ってしまうのでしょうか?
動かそうと思う前に動かない「気」がしてしまうのです。何かをする前に、やろうと思っただけでできない「気」がすると感じたことは誰でもあるはずです。
例えば子供の時に自転車に乗ろうとしても最初から乗れる気がしないと思っていたはずです。そして、実際に乗ってみると、やっぱり乗れません。
そこで止めれば一生乗れませんが、乗ろうと練習すれば乗れるようになります。
これと全く同じことが異常な関節には起こっています。
続く・・・
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