昨日の続きです。
額に手を当てた時と左肘に手をあてた時の比較をしています。
つまり、優位診断を行っているということです。どちらが足の動きに影響を与えているか?
ということです。
このような診断を行わなければ、何が最優位かがわかりません。
額に手を当てると左足の動きが動きやすくなったことはわかっても、他の選択肢もある可能性は否定できません。それを探っていく訳です。左肘も反応があったので、左肘と額の優位診断をしてみた訳です。すると、額の方が動きが良かったということです。
本当は胸にも反応はあったので、胸に刺激を与えても効果はあったとは思いますが、額が一番だったと言うことだと思います。最優位を見つけるというのは、治療の効果をあらかじめ判定できるということです。このような優位診断ができてこそ、何を刺激し、何を刺激しないか?
その有効範囲はどこなのか?
ということがわかります。
額に手を当てると股関節の動きだけでなく実は、胸の動きも肩の動きもよくなってしまいます。また胸椎の左回旋も良くなります。実際にはやっていませんが、そういう予測は簡単につきます。
ここで考えなければならないことは、意外に大まかにやっても効果はあるということです。刺激部位を綺麗に特定できれば、切れるように効果はありますが、完全に特定できなくても、それなりに効果はでます。もちろん、主訴のある所ばかりに注目していては、そんなポイントを見つけることすらできません。
額の刺激は股関節も肩も胸にも影響を与える共通の刺激ポイントだと言えます。最大公約数のような働きをするということです。このような点を見つけることができてこそ全身に与えるポイントを探ることができるということです。
A刺激点とB刺激点のどちらが、どれぐらいの範囲に影響しているかを明確にすることで、その刺激の有効性を刺激する前からわかっていれば、その結果も推測できる訳です。
これがわかれば、無駄な刺激をする必要はありません。
0コメント