適応する漢方薬

手に持っただけで目があかるくなるってどういうこと?

加味逍遙散

逍遙散に牡丹皮と梔子を加えたものです。柴胡。芍薬,甘草は,四逆散から枳実を除いたもので、胸脇部の緊張と炎症をとり、白朮と茯苓の組み合わせは,湿証向きということです。

上腹部から胸脇部の緊張をなくし、湿っけの多い人に適応する方剤と言えます。また理血作用もあるので月経不順や更年期、イライラ等にも良いとされています。冷えのぼせタイプ向きの方剤です。


茯苓飲

人参湯や四君子湯がベースになっている方剤で、発散性を高める生薬が入っています。また湿っけの多い人に対する方剤と言えます。かなり発散性が強いので合えば効果は高いのでしょうね。


この二つの漢方薬を加味逍遙散+茯苓飲という形で組み合わせることで、目があかるくなってきたと言うことです。持っただけでも効果があるのは本当に不思議ですね。

もちろん、合わせられなければ効果はないか少ないです。水の流れの悪い体質の人には効果的な組み合わせかもわかりません。もちろん、ケースバイケースです。

パターンで覚えても何の役にも立ちません。


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