リラックスと緊張の中間を行き来する集中力があるかどうかが滅茶苦茶大事です。
いわば中庸ということです。
緊張し過ぎてもリラックスし過ぎてもうまくいきません。その中間を維持し続けること大事ですが、なかなか簡単ではありません。
どんな複雑な技術であっても、中庸になった時にしか生まれないように思います。
一つの運動を教える時、大きく早く動かしてしまう人を指導するのは困難です。どうしても力を入れすぎて頑張ってしまいます。
力を抜いて小さく正確に・・・
というと必ず答えが返ってきます。「難しい~」
難しいからやり甲斐があって、難しいからチャレンジする価値があるはずです。小さくゆっくり正確に動かすことは、リラックスして緊張しないとできません。
闇雲に頑張ってしまうからできないのに、頑張ってやろうとしてしまうと正確にできません。
本当はそのことに気づいてもらうだけで良いのです。
それが自分の動きだと気づいてもらえれば良いだけです。できるできないは無関係です。
「あ~。これだけしかできないのか~」
というのを認識できれば、それで十分です。
全体を認知する。捉えるということです。
そこからはじめないとできません。
最初からうまく行くスポーツなんてないはずです。できるかできないかを目標にするから嫌になるのです。できるできないは全く関係ありません。
きっとこれ以上簡単な運動法はないはずです。
最初からできなくて良いと言っているのですからね。
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