触診

触診の技術を伝えるのは本当に難しいなと思います。しかし、触診ができないと人の身体を調整することそのものが困難です。

つまり、触診の善し悪しは治療技術に直結します。

ベテランでも、その技術の差は大きいと思います。長年やっていても外す人がいます。逆に素人であっても、プロ顔負けの人もいます。何の知識もないのに最初から芯にあたっている人も稀にあります。プロでも表面を押されている感じがして気持ち悪いなと感じる人もあると思います。


触診によって、その人と気の交流をしているのです。決して物理的な力の強さの話しではありません。それでも凝りが酷い人がマッサージに行くと、もっと揉んで~強く~って言うことが多くなります。このリクエストに応えると逆に芯を外してしまいます。

この問題の意味をどれだけのプロが解決しているのか逆に知りたいです。話題にすらなりませんからね。

もっともっと力を抜くべきなのです。


私が軽く触れるように押すと芯にあたる感じがし、初心者が押すと同じところであっても、ぼやけたところを押さえられるような感覚を患者さんは受けるようです。力的には私の方が軽くしか触れていないのですが、触診される被検者は、100%の確率で同じことを言います。

初心者が触ると、もっと力入れてもらっても構いませんよ。と言ってきます。同じところで同じ角度であっても、同じ感覚は伝わっていないということなんだと思います。


今は、その初心者がどのようにしたら、この触診の壁を越えられるか研究中です。 

御薗治療院

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