凝りは、筋肉の収縮ではありえません。 凝りは、筋肉の弛緩です。 だから強く押さえると反発します。 揉み返しはそんなふうにして起こります。 なぜ反発するかと言えば、凝りは柔らかくなっているからです。マシュマロをギューギュー押せば潰れます。 美味しくない。 フワフワだから美味しいと感じる訳です。(あんまり食べたことないですが・・・) 柔らかい筋肉を強く押せば過剰運動になって疲れます。 柔らかい筋肉には柔らかい刺激が最適です。 当然ですが、鍼でも強刺激には向きません。 やってみるとわかります。 反発してきます。 その反発を術者が感じられないから強刺激してしまいます。 それを気持ち良いと勘違いするのは、殴られ続けると麻痺してくるのとよく似ています。 硬くなった筋肉を意識して触ると柔らかいとわかります。 意識しないと認知できません。 だから術者が変化しないといつまでも同じことを繰り返します。 麻痺した人を量産してしまいます。 鈍麻になる訳です。 触れ方があります。 それを知らないとどうしても強く押さえてしまう。 経験を積めばわかる訳ではありません。 強い刺激の経験を積めば積むほど鈍麻になります。
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