東洋医学では気虚といえば、疲れやすい、 だるい、 体力がない、 動くとすぐ息切れがする
風邪を引きやすい、 冷えやすい、 食欲不振、 胃もたれ、 軟便、 下痢、 肌がたるむ、 筋力がない
などの症状があるそうです。
しかし、体力が普通の人より充実していてしっかり運動もして、これらの症状は殆どない。
という方でも部分的に気虚になって身体の痛みに変化している人がいます。
学生の時から相撲をしていて腰痛をもっていた方です。
1回来院し痛みがなくなり、2回目はかなり楽になったようですが、しばらくして来院。
なんとなく残る症状があるようです。
立位で関節の位置を観察すると膝と足首の異常はあります。
しかし、これは原因ではありません。
腰にくる関連症状です。
身体の反応を診ると左目の内側半分から鼻にかけて気虚の反応がでていました。
問診では絶対にわからない反応です。
問診なら気虚とは診断できません。
しかも目の半分だけの気虚とかありえないですよね。
睡眠もとれるけど寝た感じがあったりなかったりということが気虚や気鬱に一番近い症状かなと思うぐらいでした。
こういう方でもホントに治療の上手い人なら問診で見つけ出すのかもわかりません。
ただそれをつきとめるのに時間がかかるでしょうね。
数秒で見つけ対処しました。
すると膝と足首の関節位置も変化があり、緊張も楽で症状も楽になりました。
ただ逆の右側に違和感があるといいます。
そこで右大腿外側をなでるとそれもなくなりました。
このように若くて体力もあり運動もしていても気虚は起こるということですね。
教科書を読んだだけではわからない身体の訴えです。
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