動画をご覧下さい。
アナフィラキシーショックを起こした後、足のだるさがとれない。
身体が重い。
という方をよく診断してみると一番の問題はお腹でした。
少陰病という風邪の反応です。
よく思うのですが、風邪といっても一般的な症状のない風邪反応は弱いところに何度も出る気がします。
くっついたり離れたり。
逆に言えば風邪の反応を丁寧に診ていくとその人の体質がわかってくる。
このお腹にあらわれた風邪の反応も臓腑で言えば小腸から来ています。
そして風邪が影響を与えているのも小腸でした。
腸から来て腸に影響している。
鍼灸の世界で言えば正経自病のような感じですね。
腸の粘膜が機能低下を起こし免疫が弱るということは十分に考えられます。
これが足のだるさにも影響を与えているというのも十分に考えられます。
特にこの例の場合左側の静脈系に裏熱として影響しているようです。
元々お腹から足にかけての機能障害があったんでしょうね。
血液検査や数値にはあらわれてこない症状なんだろうと思います。
でも機能障害は血液像が正常であっても普通にでてきます。
そして普通に症状を起こします。
器質的な疾患にいく前の段階なんだと思います。
こういう異常を捉えて治療することで体調が全体に良くなる。
これが何よりも大事なことです。
そのためにも詳細な診断が絶対に必要ですね。
そう考えて治療をしています。
でもこれがなかなか難しい!!
一筋縄ではいきません。
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