面白いことを言っていました。 剣術は、真剣で切られないことに注意を向けて発展してきたものなので、そこに居て、そこに居ない。 幽霊のような存在になれる身体作りというのをめざしていると言っていました。 長時間座り続けて重力と一体化する経験を若い時にした私にとっては滅茶苦茶納得できる言葉でした。 人間がそうなれることは理解できましたが、この状態のままどう動けるのか? いかに地球と一緒になりながら行動できるのか? この部分なのだと思います。 私の場合、座り続けて一体化することはできましたが、動き続けて一体化するというのは、まだまだです。 しかし、身体の動かし方、ゆっくり、綺麗に小さく動いて意識を集中することをやることで、これは確実にできるようになると確信しています。 鍼灸の道を飛び越えて、人間がどうあるべきかというのをこの動きは示唆してくれていると思います。
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