力でねじ伏せない

合気は本当に面白いことを教えてくれました

力は必要ないと言っても、ある程度の力は必要です。 ここが脱力と抜力の違いと言えると思います。 一般的な力とは違う力が必要なんです。 脱力は力を抜くことですが、抜力は完全な脱力とは違います。 この意味を体得することで合気らしきものがかかります。 しかし、どうしても力を抜いてー と伝えると脱力だけしてしまいます。 これでは相手に力を伝えることはできません。 ちょっとだけ意識して力を入れるのですが、ホンの僅かです。 相手はのれんに腕押し状態になり軸がどこにあるのかわからなくなります。 だから力を入れた手が抜けてしまいます。 やり過ぎない。 どれぐらいやりすぎないかがわかっていないとやり過ぎてしまいます。 ただ相手に力を伝えると言っても、それを伝えるのは相当難しいのです。 そこで重要なのが皮膚感覚だと言います。 正に鍼灸の感覚と一緒です。 鍼は皮膚に触れる程度なのですが、軽い刺激なら良い訳ではありません。 ここが大事です。 例えば深く刺したとしても、その感覚がわかっているなら身体は変化します。 それでも触れるか触れないかの時に一番力が伝わります。 それで力を伝えられないのは、どこかで軸を作って

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鍼灸も力でねじ伏せるようなやり方の方法とそうでない方法があります。

やはり、古典から入った私は、力でねじ伏せるようなやり方を好みません。

これは好みの問題かもわかりませんが、力でない効果を出せてこそ鍼灸の醍醐味を味わえます。



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