少陽と少陰3

少陽病と少陰病3

これは私の単なる感想なのですが、少陽病と陽明病って明確な差があるのか? と思うことです。 漢方の場合、少陽病と陽明病の区分けは、主に症状で行うのが普通だと思うのですが、それにも明確な差があるとは思えないのです。最後は調合した人の経験や直感によるところが大きいのではないかと思います。直感だから悪いとは言えません。なぜなら本来曖昧なものだからです。ハッキリとした区分がわかる場合とそうでない場合があるということだと思います。 少陽病の特長的な反応は、現在胸に出ています。大きなリンパ管である胸管から胃腸にも影響する感じなので一般的に言われているような胸脇苦満という症状より、お腹の中心あたりに入ってお腹の高さでは横に広がらないことが多いです。感覚としては胸は左を中心に右にも若干影響があり、脇より上腕に強くでて、お腹を通って、肋骨下部にも影響している感じです。このあたりが少陽の入る部位とも交わっている感じです。 あくまでも今の段階なので来年は違うかもわかりません。各個人でも違います。 また症状に関しても少陽病のあきらかな症状が出ている訳でもありません。腰痛や肩の痛みが主訴としているような症状しか訴

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少陽と陽明は混ざり合っています。

混ざっていないと考え、これは少陽、これは陽明とわけること自体が問題なんだろうと思います。

漢方薬は混ぜたり引いたりすることでそのものを的確に捉えようとする努力をしているはずですが、鍼灸でそれを行う為には、しっかりとした把握が大事だなと思います。



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