陸上選手で足を痛めた殆どの人の原因は胸の動きがロックされて起こります。
実は胸が均等に動くってとっても難しい動きです。
例えば 頭を真正面に向けて頭の位置を微動だにせずに胸だけ回旋できますか?
腰も動かさずに胸だけを捻るのです。
この動きは殆どの人ができません。
肋骨だけ捻るような動きですね。
大きくは動かせないので微妙な動きになります。
特に足腰に問題をかかえている人はこの動きができません。
手の動きはこの動きの延長線上にあります。
しかし、ここでロックがかかってしまうと手だけが過剰な運動になって手がパンパンになります。
この動きができるようになると腰痛や肩凝りなんて普通に治ります。
この動きをすると面白いことがわかります。
それは捻った方向の片側の横隔膜を使うってことです。
つまり自然に呼吸してしまうということです。
そうしないとこの動きができません。
私達は動物なので呼吸はとても大事です。
もちろん胸の動きだけ良くなれば良いかと言えばそうではありません。
それに伴って手足が連動した動きをしていなければ何の意味もありません。
全ては連動です。
部分的に考えるからおかしくなる。
胸の動きが良くなっても歩行時に足や腰に偏った力がかかってしまったら同じことを繰り返します。
静的な運動と動的な運動は意味が違ってきます。
しかし、腰痛が治りにくかったりする理由はこの胸郭の動きが大きな問題になることが多いです。
腰ばかりを意識しても何の問題の解決にもなりません。
足腰の問題だと思って色々操作しても良くならない。
そういう場合は胸郭と首の動きを調べることです。
ここに大半の異常が集中しています。
左へ回旋
右へ回旋
殆どわからないぐらいの動きです。
顏が正面を向いていることが大事です。
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