診断をするのに力が本当に必要なのかといつも疑問に思います。 力と力がぶつかり合うと、反発が起こります。だから、身体を観察するのに力は必要ありません。 力を抜くと、のれんを押した時と同じような感じで、相手の中にすっと入っていく感覚があります。 まるで身体を通り抜けたような感覚です。力を入れると絶対に起こらない感覚です。 軽く肩甲骨を揺する。 ただそれだけでも様々なことがわかります。 仙骨や腸骨も僅かな動きを与えるだけで動きを感じます。 そこから想像できることが沢山あります。 あとは想像力を働かせて、それを当てはめていくという感じです。 この動画の例の方も肩甲骨を少し動かすだけですが、片寄った手の動きをどんな感じで続けたかがわかります。 ゴルフをする人なら、どんなスイングの仕方をしているのかも想像できます。 最初に左胸の異常を察知し、そこから肩甲骨を動かして観察してみました。 左肩甲骨の動きが悪いので、当然、左の肺は、右肺と比べて機能が落ちていることが予測できます。そして胸椎3番あたりは左へ回旋しにくい状態になっているのもわかります。 しかし、頚椎7番あたりは右に回旋しにくくなっているのも
0コメント