また勉強会の感想を頂きました。

はじめてご参加いただいた方トレーナーの方なのですが、素晴らしい感想文を頂きました。

講習会後も結構やりとりをさせてもらい理解を深めてもらいました。

ホントに嬉しい!!

ただただ嬉しい!!


下手な鍼灸師よりずっと悩んできたんだというのが、文章を読んでいても良くわかります。

悩まないと絶対にわからないことがあるんですよね。


一生懸命求めてきたからこそわかって貰えたんだという思いで一杯です。

勉強会をしても本質を理解して貰えることってなかなかないと思うんですよね。

でも確実に一人一人に伝えられる勉強会になってきたと思います。

実感して頂くこと。

これのみが私の講習会スタイルです。

参加して頂ければわかります。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

はじめての中村先生の勉強会であった。 

認識というワードはトレーナー(術者)やクライアント(患者)にとって根本的かつ本質的なものでトレーナー自身のこともきちんと認識していなければならないし、相手の認識していることも分かることが必要である。 

意識が変わると動きが変わることは薄々感じていた事ではあるが、事実として受け止めることができた。

意識をより鋭敏にさせるためには動きを小さくすることが効果的である。

そして、力を入れるためには、力が抜けることが大切で、力を抜く意識を持つことは新たな学びとなった。 

意識は言葉であり、心の中に考えを思い浮かべることではない。

言霊という言葉があるくらいなので言葉が心身に影響を与えることは想像しやすい。 

常に意識の中で条件設定を行い、治療するためのスイッチを押すことが大事である。 

テクニックばかりを学ぶ姿勢を持つことで、人を改善させるための考え方や本質を見失う弊害に陥る。 

重力と体を友達にさせると体が軽くなり、病気の発生リスクを減らす可能性が高まる。

それは解剖学的肢位を楽に取れるような姿勢である。

私は人の重心と重力を合致させれば良いと考えていたが、先生は重力と斥力がうまく合致すると言う。

つまり、物が落ちる力とそれに反発する力が釣り合った時がもっとも自然な状態であり、どこにも力が偏っていない状態である。 

私の今までの指導では、筋肉の緊張が最小になるような姿勢を目指してきた。

つまり、骨格である「骨」で体を支えれば筋肉の緊張は最小になると考えてそれを指導してきた。

この部分は今までと違う部分であるから、自分自身やクライアントで実践を繰り返し確かめたいと思う。 

実際に先生が体験した2時間立っても疲れない解剖学的肢位を体現出来たら素晴らしいだろう。 

何かの目標を持って指導することは必要条件だが、それが今までは西洋学的な解剖の基準のみであった。 

それは人体として大きく変わることのない基礎解剖学としての認識で、関節のかみ合わせとか動く軌道とかを解剖学通りに有用出来るようにすることを基準にしていた。 

ところが、勉強会後の先生とのやりとりでそれだけでは上手くいかないことがあることに気づかされた。

目標はクライアントの体が出来るだけ早く楽になることである。 

そのために既存の解剖学にとらわれては、指導レベルの段階を上げるに至らない。

ここに先生がおっしゃる「考えが感じることを妨げる」の言葉の重みがわかるような気がする。 

先生の診断はとにかく早い。

きっと感じたまま診断しているからであろう。

考えることをなくすことが出来れば指導のスピードが上がると思うのは、先生からの学びを経験していると良くわかり、今の自分のスタイルを時短化させたいという思いと一致する。 

思いは条件設定から始まる。

基準になるものが必要である。 

何のために行うのかという宣言文を思い、 何を見るのかという条件設定を思い、 その設定を変えずに純粋思考でクライアントを観る。 

膨大な時間がかかると思うが、その感覚を掴んでみたいと思うと楽しい気分になる。 

先生がおっしゃった医師、柔整、鍼灸・・のそれぞれの垣根を取りたいと言うお言葉はとても共感できる。 

医療分業制から始まり、トレーナーの業界も分業制が一般的だが、私は最初から何でもできる指導者になりたいと思っている。

当然違反のない範囲で。先生のやられることも使うものはなんでもいいと、そのようなお考えもお持ちだし、実際その通りである。

だからお手製のイオンパンピングコードでも磁石でも鍼でも同じ結果が出せるのである。 

そこには考え方がきちんと理解されていて、臨床を繰り返し実証してきた事実があるから辿り着いた場所なのであると思う。 

思うことの効果は思った以上に凄いことが分かり、クライアントの姿勢も形を直すだけでなく、思いを尊重し、それをやろうとさせることが肝要であると理解した。 

今まではついトレーナー側が形を変えさせてしまっていたことが多い。

確かにこれではクライアントの意識はないことが分かる。 

手や指の感覚を高めることの重要性は分かっていたつもりだが、まだ修練が足りないので日々練習して行きたいと思う。 

勉強会後の座談会時に私も治療を体験する好機に恵まれたが、問題点?をこめかみ周辺に見い出し、イオンパンピングコードでほんの一瞬、体に触れた時こめかみの辺りに何か入ってきた感じがした。

それからスッとこめかみから顎、首が軽くなり、それらの緊張が取れたのには感嘆した。 

ほんの一瞬の出来事であった。 

その後、血流が良くなったのか少し頭がフラフラするような眩暈のような感覚が出たが、徐々に落ち着いてきた後は首の回旋がすこぶる楽になり、上顎と下顎の間に隙間が出来たのが感じられた。 

きっと顎の緊張が取れたのだろう。

おそらくウエイトトレーニングの指導中に補助をするときに喰いしばっていることがあるような気がするし、寝起きに噛みしめていることを感じることもあったので、それらが首からこめかみまでの問題をつくっていたのではないだろうか。 

先生にさらに診ていただければもっと他の原因が抽出されると思うが。 

この良いコンディションは、治療を受けて2日半経った時点でも変わりない。 

勉強会終了後は、体の状態を確かめるために伊勢市駅まで歩いてみたが、いつもより右脚の運びがスムーズで全体的に軽い状態で快適に歩けたのが嬉しかった。 

今回初めての体験をしたが、ある人には神秘的なものに見えるであろう。 

ただ、目の前で実際に起こったことは事実である。 

それを今まで知らなかっただけで、こういうことがあるという事実を知れば神秘ではなくなる。 

ここをこうすればこうなるよ。

という道筋を感じて知っているからこそできる治療なのであろう。 

少しずつ先生の考え方や認識がわかりたいと思った濃厚な時間であった。 

感情が動くとき、人は自ら動くというが、まさに伊勢という土地で崇高な学びにより心動かされた一日を過ごせたことは幸運である。

★★★★★★★★★★★★★★★★★


ちょっと誉めすぎですけどね。(笑)

本当に有り難う御座いました。

御薗治療院

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