ぎっくり腰で一番問題になるのは、やはり、あの抜けるような痛みの感覚です。 足腰が立たないことへの恐怖という感情が身体のロックを起こします。 経験者でないと分からないかも分かりませんが、痛みの問題より、この感情から痛みが酷くなっているようにも感じられます。実際の痛みより恐怖という感情によって身体をこわばらせてしまいます。 もちろん、腰を痛めた訳ですから、そうなって当たり前なのですが、あの恐怖感は永遠に脳と身体に刻み込まれます。 それは、事故で鞭打ちをした人と同じように、痛めた時より後から苦しめられることが殆どです。 あの経験をしてしまうと、どうしても腰をかばわなければならないという暗黙のルールが身体に記憶されてしまいます。 だから、腰痛は癖になると言われるのです。 その思いは、なかなか消えるものではありません。
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