高齢の方でもやる人はやる

足の痛みを訴えていた方ですが、診察を受けて、「不思議やな~」

足の痛みがなくなったわ~。


って言っていたのですが、最初から足には問題はありませんでした。

そのことを言うと目が点になってましたが、一つ一つ説明をしていくと納得していました。

整形外科へ行ってもヘルニアが原因だとか言われる訳です。

腰に問題がなかったら首だとか言われる訳です。

でも身体の反応を診てみると全くそんなことありません。

背中、肩の問題でした。


触ることなく肩が問題ですねと私が言ったので、最初は何を言っているのか理解出来ていない様子でした。

まあ当然でしょうね。

それでも肩に手をおいて緊張していた筋肉が緩んだり痛みが軽減するのを確認してもらうと少しずつ理解してもらってきました。


そこまでが説明するのに時間がかかります。

なぜ今のような状態になったのか?

これを明確にしないと話しになりません。

肩に痛みがあった訳ではないので、肩の動きが悪くなっていて足の痛みがでていたとは思わなかったと思います。


しかし二回目に受診した時は足の痛みより肩の方が気になると言ってました。

アタリです!!

肩の反応の方が強くでていたので当たり前と言えば当たり前なんですが、本人が気づくためには足の痛みがなくならないと駄目なんです。

一回目の時に足の位置が悪いから尚更こういう状態になるということを説明し、足の位置を変えて貰うように言いました。


普通は誰も気にしてくれません。

ところが気にしてくれていたんですよね。

だからかなり姿勢が良くなっていました。

あと少し腰の位置が変わるともっと良いですよと言って調整すると肩の痛みもなくなり軽くなったようです。


まずはやってみる。

自分の身体に注意をむけてみることが何より大事です。

そうなるようにし向けるのが私達の仕事です。

年齢は関係ないですね。

子供でも注意してくれる子は注意してくれるし、高齢の方でも同じです。

折角治療に来ているんですから、早く治したいとおっしゃっていました。

そういう意識の高い方って早く治るんですよね。

だから結局は自分で決めているんですよ。

治るのも治らないのも自分で決めている。


痛みをとることが仕事とは言えません。

症状や病気から学ぶことは沢山あります。

それが必要だったから起こった訳ですからね。


どういう取り組み方をしながら治療に来るのかが重要であって、どうすれば良いかは二の次です。

まずはどういう取り組み方をするのか?

これを知ってもらってこそ治療の意味があります。


御薗治療院

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