足首の痛みを訴えていた方ですが、平面を歩くよりやや傾斜した道路の端(坂道ではない)を歩くと痛みのため300mぐらいしか歩けない。
という症状でした。
問題はズバリ脛骨上部、膝蓋骨外側の中央奥でした。
よくある異常なのですが、こういう症状の方の場合、足首にロックがかかります。
足首内旋ができない。
足首を内旋する場合、膝をある程度つかわなければなりません。
足の裏を地面につけ踵を動かさないで爪先を内側にすることができないのです。
無理やりやると膝が内側に動いてしまいます。
膝の位置を変えないで、足の裏を床面と平行にしながら動かすことができなくなります。
足裏の母指側を浮かせてならなんとかできます。
前脛骨筋やアキレス腱部もパンパンになります。
臓腑の影響は、肝臓から心臓、心臓から肺へと影響しています。
筋肉は僧帽筋や首と関係しています。
手が振れないのはもちろんのこと爪先を真っ直ぐ保ったまま歩行できなくなり、ガニ股の状態になってしまいます。
足底筋の緊張が強くなり、足全体が硬くなって足首に痛みを起こしていた例です。
関節を全体的にキチンと観察できてこそこのような診断が可能になります。
もちろん整形外科でも見て貰って、サポーターかなにかを作ってもらったようですが良くはなりません。
まあ当たり前なんですがね。
なぜ痛いところしか見ないのか?
不思議でたまりません。
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