トレーナーをされている方で勉強会に参加して頂きました。
東京からの参加で帰りは渋滞に巻き込まれて大変だったそうです。
本当に有り難う御座いました。
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御園治療院中村秀一先生の勉強会で今回は一般向けの内容ということであった。
初めて参加した前回は専門家向けで2回目の今回は一般の人向けであるが、私のトレーナーの仕事も対象者は多くが一般の人である。
こういう姿勢をして、とか、 ここをこう動かして、とか言っても思ったようにできない人が多いので、そのような人を実際に目の前で中村先生がご指導されるのを拝見する機会は貴重な体験となる。
一般の人に専門的な言葉は使えないので、いかにシンプルな言葉を使い、シンプルにやれるかを常に模索しているが、中村先生の指導(治療)もシンプル(中身は複雑でも表面上の言葉がけや実際の治療)なので開催前から興味津々であった。
実際には、やはり思った通りで一般の参加者の表情が次々に明るくなるのを目の当たりにすると、やっぱり凄いなーとこちらも明るくなる。
今回は「力を抜く」のテーマでトレーナーとしてもいかに力を抜くかは様々な場面で必要な課題である。
自分自身も余分な力を使っていることが多々あるので、参考になることもたくさんあった。
中心軸ができやすい下半身がしっかりする立ち方。
全身の力が抜けやすい立ち方。
この2つの立ち方は運動指導にも大いに使えるもので、ちょっとした体の使い方でも運動効果が変わるものである。
立ち方ではあるが、肩の動かし方ひとつで重心の安定が変わることはやってみて実感できた。
その肩の回し方でも私は今まで肩を回すよう指示していたが、先生は肘を回すとおっしゃった。
実際に意識を肩と肘に変えてそれぞれやってみると、肩を回す意識より肘の方が楽に腕が回転する。
そして、そのように動かした方が肩の力が抜けやすい。
同じ動かし方でもちょっと意識を変えるだけで、大きく違うものになってしまう。
だから、いつも同じことをやっていては漫然となり、新たなことに気づく感覚を鈍くしてしまう。
やって、結果を確認し、精査することを忘れてはならないと思った。
(ホントにそうですよね~。考えてやるんじゃなく、やってから考えるって大事ですよね)
座位では骨盤の立て方、動かし方により脚に力が入るかどうかを確認した。
猫背ならぬ、猫腰、猫仙骨などの言葉は、形を正確に表していて、しかもユーモアのある言葉なので使って行きたい。
猫仙骨だと脚に力が入りにくくなるので、結果的に肩や腕に力が入りやすくなってしまう。
肩や腕の力を抜くためには、脚に力が入ることが必要条件で、手で喉や胸を触ると脚に力が入りやすくなるように思った。
(手の方が意識がいきやすいってことですよね。知らず知らずのうちに手で何とかしようとしてしまうんです)
肩に力が入っている人は上半身の興奮が強いので、下半身に意識を向けることをさせなければ力が入ったと感じることができず、結果として上半身の力を抜くことができない。
思えば、肩がバリバリに固まっている人でも固いことがわからない。
また自分の腰や足裏の体重のかかっている位置がわからない人は比較的多いのである。
それをどう認識させるかを今回の勉強会の中では、多くのヒントをいただいた。
体のうちなる意識がなくなると、体の問題が出てくる。
意識を高めれば抵抗力が上がってくる。
みえない部分であるが、健康に過ごすためには根本的なことである。
(そうなんです。もの凄くシンプルで当たり前のことなのですが、勉強すればする程、それがわからなくなってしまうんですよね。知識は注意深く貯める必要があります)
体の固まっているところに意識を持っていくだけで、やわらかくなるのも目の前でみた現実である。
後でお聞きした話だが、先生の突然の思いつきで一般の参加者に対して、私が腰ねじりの指導をさせていただくという好機に恵まれた。
今、行った運動を実際にできない人に指導して、できるようにするものである。
突然で戸惑ったが、できることをご指導していると、うまくいかない場面で先生が助け船を出してくださった。
結局、どこを見ているかで結果が変わり、うまくいかないのは、そのように指導しているからである。
予想外だったので、木を見て森を見ずになっていたなと後で反省した。
ただ、ひとつ絶対に忘れない学びができたので、とてもラッキーだったと思った。
力を抜いているはずなのに筋肉が緊張して硬くなっている現象は先生が気づかれたことで、興味深いお話であり、それを解消するための方法をいくつも探していきたいと考えている。
問題解決の方法はいくつもあり、いくつもあった方が面白いし指導の幅が広がる。
頭の思考も柔軟になり、ひとつのことに拘らずに済むので精神的に楽である。
先生のお話をお聞きしていると強くそう感じるし、そのように実践されているからこそ、どんどん新たな発想が生まれてくるのだろう。
力を入れる、力を抜く、という行為も自分で感じていかなければ変化はしない。
意識をすれば誰でも簡単に身体は変わることが、目の前で起こった一般参加者の変化を見て確証した。
脚に力が入っていることを全く感じない方が、いくつか運動を実施していくことにより、次第に脚に力を感じるようになり、最後には「え~こんなに脚に力がはいってなかったんだー」と嬉しそうに言った笑顔を見たときには、その感動を受けて涙が出てきてしまったくらいである。
それくらい人を指導して変えることは、尊いことであり、そのような仕事をしている幸運と使命を強く感じた場面であった。
(自分も一緒に成長しますよね~。私も勉強会は自分の成長と思って開催させてもらってます。教える立場じゃなく、いつも参加して下さった方から本当に教わってます)
私の仕事でもお客様には、自分自身を内観し、自己管理ができるようになっていただきたいと考えていることから、中村先生からの学びはまさに的を射た内容ばかりである。
中村先生の勉強会では、時折御園治療院代表の濱井千恵先生がお話してくださる。
中村先生のお話を代弁したり、補足したり、質問したり、またそこから濱井先生のお考えや知識をお話くださるのだが、これがまたとてもためになる内容であり、こちらのお話も楽しみのひとつになっている。
本当によく学んでらっしゃるのが分かり、中村先生同様、本質をお話してくださるので、濱井千恵先生独演会も開催してほしいくらい素晴らしいのである。
御園治療院の皆様は、どの方も笑顔でいつも丁寧なご対応をしてくださり、スゴいなと思ってしまう。
心身一如、やはり心がないと治療という人を治すと言う行為はうまく行かないのであろう。
その心が良い流れをつくり、あれだけの数の一般参加者を集め、笑顔の勉強会ができる理由のひとつであると確信した。
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本当有り難う御座いました。m(_ _)m
とっても嬉しい感想でした。
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