刺激量と意識

昨日の続きです。

緊張している筋肉は弛緩している筋肉という話しをしました。

単純に上腕二頭筋が緊張している場合は、昨日のような処置で背中の緊張まで楽になったりします。

動画の方も肩甲間部の緊張があったのですが、あれだけの刺激であっさりなくなってしまいました。

しかし、それでは良くならないパターンもあります。

下の動画をご覧下さい。

上腕二頭筋の外側が緊張しているパターンです。

また三角筋の前側と後側も緊張しています。(つまり弛緩している筋肉です)

肩も前方と後方にはあげにくい状態にあり、上腕二頭筋もそれに伴って緊張しています。

このような場合は、弛緩している三角筋と拮抗している上腕二頭筋の内側や大胸筋、広背筋等でバランスをとっています。

そこまで意識してはじめて緊張が緩みます。



昨日の動画で理論的なことは理解してもらえたと思いますが、これを本当に応用しようと思うと様々な関連系を意識して調整しなければならなくなってきます。

真似してみてもうまくいかないという場合、今日の動画を見て貰うとわかりますが、触れた瞬間に深いところまで異常が及んでいるというのがわかりました。

そこで拮抗する筋肉を意識してやっと力が入ってきました。


昨日は単純なパターン、今日は複雑なパターンです。

明日は、無関係に見えるパターンをご紹介します。

うまく関連させないと効果はありません。

ただ刺激を与えただけでは効果がないということを意味していると思います。

御薗治療院

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