今年は何故か蕁麻疹の人を診る機会が6月ぐらいから多くて色々試行錯誤してみました。
通常は腹部の反応があるのが普通ですが、お腹の反応がない蕁麻疹もありました。
強烈な蕁麻疹のため数年前にも皮膚科にかかって投薬したけど良くならなくて投薬を止めてから楽になったという方がいました。
薬を塗っても変わりないので止めたみたいですが、止めてから良くなったということらしいです。
今回も同じようなケースだったらしいのですが止めても治らない。
ということで来院しました。
最初は肩の痛みも訴えていたので、肩の調整も行って楽になるのに驚いて通ってくれてました。
それが蕁麻疹はなかなか良くならなくて・・・。
困ったな~と思っていたのですが、転機がありました。
仕事のこと等を考えてどうしても頑張ってしまう自分。
頑張ってストレス貯めてそれを解消するためにやっていた為に家事がおろそかになっていたというのを自覚した時から変わってきました。
ストレス解消のためにやっていたことは止めてないみたいです。
しかし自覚した時から症状が緩和されてきました。
蕁麻疹も心の訴えが身体にあわられた現象なんだなと思いましたね。
そもそもお腹の反応がないのになんで良くならないのか不思議だったのですが、理由が違うところにあれば良くならないですよね。
家事がおろそかになるとやらなきゃならないとわかっていてもやりたくない。
それを放置して仕事に追われてしまう自分にも嫌気がさしていたんでしょうね。
徐々にそういう話しを聞いていって自然に認めてもらえる状況になったみたいです。
それをきっかけにぐんぐんよくなってきました。
人間の身体はホントに不思議です。
気持ちと症状は表裏一体ですね。
そう思うと治療家のなすべきことは何なのか?
深く考えさせられる症例でした。
たぶんいきなりそんなことを言っても反発されるだけですね。
徐々に信頼関係を作り自覚してもらうということが大事なんだなとあらためて思いました。
まだまだわからないことが沢山ありますね。
日々精進です。
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