クーラーにあたったりして夏風邪をひく人は多いです。
咽が痛いと言って来院
反応を診てみると左脛骨から膝蓋骨、大腿骨下部にかけて風邪の反応がありました。
普通そんな反応があっても信じられませんよね。
私も常識的には信じられません。
しかし、それによって咽の痛みがでていることは事実でした。
特に血管系の反応で膝窩動脈や後脛骨動脈あたりに反応があります。
傷寒論でいう少陰病の反応です。
少陰病ですから心臓、腎臓とも何らかの関係がある7割心臓、3割腎臓という感じでした。
咽には炎症反応はあってもそれは現象として出た症状です。
だからこういう場合、炎症を抑えても楽にはなりません。
これを調整すると「ええ~なんで~~」
「咽が楽になってます!!」
「楽になって分散した感じ」
そうおっしゃいます。
こうなるとどんな動きが悪くなるのか?
膝が内転しにくくなります。
???
膝は内転しませんよね。
いえいえ内転します。
ホンの極僅かですが、靭帯の遊びみたいな感じかな~。
健側とはあきらかに違います。
膝をなるべく固定して足を外から内側にスライドさせる動きをしてもらうと健側と患側ではあきらかに違います。
やってもらうとあきらかです。
一つの反応の所在場所から臓腑への影響、そして動きという組立ができます。
もちろん筋肉でも骨でもその組立は可能です。
全ての人に全ての方向性を検索するのは大変なので、かいつまんで反応を診ていると一番大きなポイントが浮かび上がってきます。
それが複合していると大変!!
単なる肩凝りでもそう簡単にはいきません。
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