何もしなくても痛む腰痛。
臨床家なら結構遭遇する症状だと思います。
そんな場合、何を狙っていきますか?
ちょっと今日は専門的な話しですので、専門家でない人はスルーしてください。
身体の反応を診ると風邪の反応です。
傷寒論でいうと少陰の反応が主役です。
傷寒論で少陰の症状ってなんでこんなに反応出るんかな~?
って思ったら少陰病の病む部位って裏で消化管あたりに属して、下痢や身体の重みや痛み、腹痛としてあらわれるって書いてあるそうです。
そして陰の初発として太陽病と少陰病は、いきなりはじまることがあり、直中少陰と呼ばれているそうです。
ふ~ん。
そうなんか~って思いますが、実際身体の反応を診ているとそういうことが多々あります。
特に夏場などはいきなり少陰というのは多いように思います。
また太陽病と見間違えるような症状も出るとかでないとか・・・。
これも確かに言えることですが、このような判定をどうやって行うのか?
問診だけではなかなかうまくいかないんじゃ~ないかと思ってます。
少陰の反応がどこにあるかを診てみると、前頭骨の一部分に存在してました。
確かに痛みも頻発したり、重いような痛みというのも多いです。
それが全身にあるのではなく、頭頚部の一部分にあるんです。
また症状もそんなに酷いものではありません。
この図のような一部分にのみあらわれて全身に影響します。
全身に影響する時にはパターンがまだつかめてませんが、目の症状はある程度あるみたいです。
ただ消化器官に起こるというよりおこりやすいというのはあるかもわかりません。
でも胃全体にあらわれるのではなく、胃や小腸の一部分のみです。
この関係を理解して治療するのと理解せずに治療するのは効果が全く違います。
少陰病とわかっても消化器系と関係するんだと意識すると消化器系に焦点をあててしまいます。
ここで一番焦点をあてなければならないのは前頭骨です。
決して消化器系ではありません。
関連して症状が起こっている場合とそうでない場合は同じ症状があっても全く違う作用機序と言えるのではないかと思います。
今後、こういうことを詳細に調べていってブログでも書いていこうと思っています。
専門家の方はお楽しみに!!
0コメント