腰痛の治療ですが、ある治療のビデオを見て真似してみました。
その治療の詳細は全くわかりませんが、腰痛で対側の手に刺激していたのを見てやってみました。
もちろん対側の手が治療部位であることはあらかじめ診断していました。
効果をあげることができた訳ですが、なぜ治ったのかを説明できます。
どのあたりの異常があり、これをどうやるとどの緊張がなくなり楽になるのか?
ケアとしては何をすれば良いのか?
というのを説明できることが大事です。
そのビデオでも手に沢山鍼を打っていましたので、真似して数カ所刺激してみました。(笑)
検査をしないで症状だけで治療するのは私の本意ではないので、きっちり確認をとっています。
確認しているから何がどんなふうに効果がでて、何が効果的でないかがわかる訳です。
どうして治るのか?
なぜ治らないのか?
治らないものは治りません。
なんでも治る訳じゃない。
なぜこうなったのかを説明できれば、次の症状の治療も応用が効きます。
応用が効くようになると、全く知らない治療法のビデオを見ただけでも同様の効果を出すことができます。
治療者は悩んでいます。
なぜ効いたのかがわからず悩んでいます。
教えられたとおりにやったら効果がでた。
だからそれで良いと満足してしまいます。
私は満足できないので、それをできるだけ説明できるレベルにします。
そういう講習会をやっています。
治療家としての基礎体力をつける内容です。
治療の基礎体力がないので、覚えたことを繰り返してしまうのです。
覚えようとせず本質を見抜くことが大事です。
だから治療法を勉強するのではなく、なぜ効いているのかを知ることの方が大事なのです。
そしてなぜ効かないのか?
前は効いたのになぜ効かなくなったのか?
それには秘密があります。
筋力検査ができないと絶対にできないことです。
基礎とは当たり前のことを疑うことです。
当たり前のことを疑わないから基礎が身につきません。
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