昨日は本当に大変な日でした。
伊勢地方は台風が去った後も時間雨量57 mm を記録したそうです。
午後4時ぐらいから台風で停電してしまいました。
あまりない経験なので、停電を楽しもうと思いながら過ごしたのですが、なぜか暑いし暗いし、何もする気が起きないんですよね。
昔の人は、日が暮れるとともに寝て、日が昇るとともに起きたというのがよくわかります。
そうせざるを得ないのではないかとも思いました。
やっぱり経験しないとわからないですね。
現代人なら殆どの方が午後8時は普通に起きている時間です。
寝ようと思ってもなかなか眠ることすらできません。
少し気だるくて眠たいような気もするのですが寝付けないんです。
午後の8時からではやっぱり寝られませんよね。しかし、我々現代人は、普段から夜は起きているのが普通で、その習慣があるから寝られないのだと思います。
いかに環境に適応することが難しいか ということを思い知らされたような気がします。
電気がつかなくて暗いというだけで何もする気がおきないのに寝ることすらできない。
私たちはいかに夜遅くまで、覚醒しようとして頑張っているかというのを実感します。
それでも風が止み、雨足が弱くなると、虫の鳴く声が聞こえ、少しだけ窓を開けると、吹き返しの風で、やさしく身体を冷やしてくれます。
しかも一定ではなく時折吹くだけの風がとても気持ちいい。
自然には勝てませんが、自然からたくさんの恩恵を受けてもいるということもよくわかります。
当然ですが、身体も自然と同期しています。
自然界の影響で体調が良くなったり悪くなったりするのは当たり前のことだなと思います。
やはりいつも自然を感じていたい。
そういう気持ちにさせられる一日でした。
大雨が降っている中、中電の作業員の方は、高い電柱に登り必死で復旧作業をしてくれていました。
やはり間近であの姿を見ると、やっぱり人は人の中でしか生きられないのだなとも感じます。
人間も自然が作り出した産物です。
決して不自然なものではありません。
その人間が知恵を絞って作った文明も、それを発達させることも人間の自然な行為です。
それを止めることはできません。
私たちは自然の中からたくさんのことを学びますが、それは人間が自然なものだからです。
そして人間が考え出すことは、全てが自然です。
そんなことを思いながら1日を過ごしていました。
だから人工物も自然なものなんだなと思います。
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