眩暈がしてフワフワして咽が詰まる感じがするという方でした。
右の首の緊張が基本的にありましたが本人は気づいていません。
首は凝っているけど右という自覚はないということです。
眩暈と深く関係する臓腑の反応は肝臓で血の影響で実証です。
必ず肝臓が関係する訳ではありませんが今回は肝臓と関係のある症状でした。
東洋医学でいう肝臓は、西洋医学でいう肝臓とはちょっと違います。
これが肝が問題を起こすと筋肉が硬直したり、目の疲れが起こったりします。
この影響で首や肩の緊張を起こして、それが問題となって眩暈になっていたという感じです。
その証拠には右悸肋部に手を当てると首の緊張や肩の緊張がなくなります。
そして肝臓の反応を引き起こしたのは左の腎臓の血虚証反応
原因と結果ですね。
ここでは原因というより誘因と言った方が正しいかも知れません。
複数の誘因があり、その濃厚なものが腎だったということです。
眩暈の症状にとらわれず、全体の異常反応を診てみると風邪反応が主役です。
風邪も少陰の風邪が左鼻の一部分にのみでています。
ホントに一部分です。
1mmもないぐらいの一点です。
鼻根部の一部なので殆ど範囲はありません。
そこの一部が異常を起こすことで腎臓にも肝臓にも影響を与えています。
これらの異常も鼻根部にある少陰の反応を調整すると一気になくなりました。
つまり眩暈を起こしていた反応は少陰の風邪の範疇の中にあったということです。
別々の反応が、そう範囲の大きくない一点の刺激で影響を与えていたということです。
もちろん肝臓、腎臓からのアプローチでも眩暈は楽になるでしょう。
しかし、全身と関係する調整を行ってあげれば、芋づる式に異常反応が消失します。
治療時間を短縮するということを考えると、適応する一部分のみの調整をすることが重要です。
その異常反応を突き止める能力が最重要だということです。
また東洋医学を解明するのには、その能力がないと解明できないものが殆どです。
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