たったこれだけの検査で何が問題でどのようにすれば改善する方向にいくのかを調べることができます。殆ど動かすことのない検査から歩行の癖を読みとり、どうすれば改善方向に行くのかを予測できます。
足腰に問題がある場合、足をあげる側と反対側に上半身をのけぞって足を使わないように歩行してしまいます。
この動画の方は典型的な上半身優位の状態で足腰に問題がでたパターンです。
手を鼻と胸にあててもらうだけで、スムーズに左前に倒れやすくなります。
これで右方向にも左歩行にも対応力ができます。
初動の方がわかりやすいと言えます。
この方の場合だと左足があがりにくいので左が小さく、右が大きく動きます。
それに合わせて上半身は右方向に回転運動が起こります。
真っ直ぐ目的地に身体が行くことが効率よく歩く基本だとしたら効率の悪い歩き方しかできてない。
と言えます。
もちろんそれだけで良い悪いを判断することはできません。
全体の状態を考えて少しずつ調整していく方が良くなることもあります。
特に高齢者であちこち問題を抱えている人の場合、重要な考え方です。
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