普段は何気ない行動をしていますが、動かすことに意識を集めると身体がとんでもない変化を起こすことに気づきます。
例えば手の指を曲げたり伸ばしたりする。
何気ない動作ですが、手に問題のある人はこの何気ない動作ができません。バスケットボールのような大きなボールを手でつかむような動作はできない人が意外に多くみられます。
大きなボールをつかむためには母指と小指が大きく左右に一直線に近い状態で開かないとできません。しかし、この動作が案外できない人が多く、これができないということは手の機能が落ちているということです。
また曲げる時に指先の関節から曲げていきますが、広げた状態のままで曲げていくのも困難です。
指先を曲げると手首が曲がったり伸びたりしてしまう。
肘が曲がってしまう。
肩が落ちてしまう。
真っ直ぐの位置から指先だけ曲げるということができません。
肘を伸ばした状態で手の指だけを曲げるようにしていくと様々な筋肉を使うことに気づきます。
前腕の外側の筋肉だったり、肩の前側(三角筋前縁)、やや広背筋や前踞筋と言った筋肉も使います。これが肩の異常のヒントにもなります。
それは指先を曲げる筋肉は前腕の筋肉だけでは曲がらないということを物語っています。
筋肉は連動しているというのは知られた事実ですが、ここに意識を集めると二回目の行動が変わります。
同じことをしても使う筋肉が変わるのです。
そんなこと言っているのは私だけかも・・・。(笑)
でも事実です。
一呼吸で変わります。
それは指の筋肉だけでなく全ての筋肉の動きは一呼吸で変化します。
呼吸をしても思考しても変化します。
人間の身体の中はなんと不思議なことが起こっているのか・・・。
いつもそれに驚かされます。
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