足が冷える人が、よく足の裏に貼るカイロをしています。
足が冷えるのはよ~くわかるのですが、足の裏を温める方法としては、カイロは消極的な方法です。
積極的には正しく指と足の裏を使う必要があります。
足の母指先の小指側で床を軽く押し続けるだけでも足の裏は温まることが殆どです。
カイロを貼るとどうしても足の裏が地面につかなくなりますので、足の踏ん張りが悪くなります。
これでは地面を掴む力が弱くなり、足の循環は良くなりません。
カイロで足を温めると確かに暖かくなるのですが、身体の機能にとってはカイロは邪魔な存在です。
逆に足が正しく機能しなくなる可能性があります。
これでは本末転倒です。
座っていたり体重をかけない状態で足をカイロで温めるのは悪くないと思いますが、動いている時や立っている時は、やはり地面を足の裏が捉えていたいですよね。
足の裏からの情報がしっかり脳に伝わらないと足が余計に冷えるという悪循環が起こります。
カイロは私も色んなところに貼ったり入れたりして体調の状態を観察したりしています。
意外なところを温めると身体の芯が暖まったりすることがあります。
ただ、それもやって良い時と悪い時があります。
カイロは消極的な方法です。
積極的には動かないところを重点的に動かすことが大事です。
そのためにも動かないところを知っていなくてはなりません。
治療に来てもらった方には、その人にとって一番動きの悪いところを教えたりします。
椅子から立つ練習を数回するだけで、運動不足のところだったら汗が噴き出してきます。
自分のことをもっともっと知って欲しいなといつも思っています。
自分のことを知ることが身体が楽になる一番の近道です。
ただ歩くだけでは健康にはなりませんよ。
ただスクワットをしても、ただ腹筋をしても意味があるとは思えません。もちろん走ろうがスポーツクラブに通うが同じです。
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