これも科学

「元気をもらう」の正体は心臓から出る電磁場 TransTechカンファレンスから | AI新聞=AI Weekly=

「前向きな人に会って元気をもらった」。そんな表現を耳にすることがある。しかし実際に「元気をもらう」などということが、果たして可能なのだろうか。シリコンバレーで開催されたTransTechカンファレンスでは、「元気をもらう」というメカニズムを科学的に解明している研究者が登壇していた。Deborah Rozman博士で、同博士が所属するHeartMath Instituteのサイトに、関連する論文「The Energetic Heart」があったので読んでみた。それによると、心臓は電磁波を出していて、周りの人にいい影響を与えることが可能なのだという。 論文によると、心臓は体の中で最も大きな電磁場を形成しており、心電図で測ることのできる電磁波の振り幅では、脳波計で計測できる脳波の振り幅の60倍にもなるという。また心臓の発する磁場成分の強さは脳が発する磁場成分の5000倍もあり、細胞組織に邪魔されることなく、1~2m離れた場所でも計測が可能だという。 科学的な論文なので「これが元気をもらうメカニズムだ」とは断言していないが、規則正しい心臓の電磁波のリズムが周辺の人の体にも影響を与えると結論づけている。 ▲脳が必ずしも感情を司っているわけではなかった この論文でおもしろいと思ったことの一つは、脳が必ずしも感情をつかさどっているわけではないということだ。 1990年代までは、脳だけが感情を生成していると考えられていたが、最近は脳と身体の共同作業を通じて、認識や思考、感情といったものを生成しているという考え方が主流になりつつあるという。特に心臓が、感情の生成において重要な役割を果たしていることを示す実験結果が幾つか登場しているようだ。最近の神経心臓学では、「心臓は感覚器官であり、大脳皮質が関与しない学習や記憶、決定を可能にする、高度な情報のエンコーダーとプロセッサーの中心的な役割を担っている」と結論づけているという。 大脳皮質は、知覚、随意運動、思考、推理、記憶などの高次機能を司っているが、大脳皮質が関与しない脳の活動に関しては、心臓が中心的な役割を果たしているということだ。

AI新聞=AI Weekly=

この内容を良く読んで見ると、科学好きの人が面白いなと思う内容です。

実感することはあっても、科学的に示唆されると、やっぱりって思ってしまうと思います。

思わず納得してしまいますよね。


ただ、科学の目で見てみると、この時点では、何も断定はしていません。たぶん断定するのは未来になっても困難でしょうね。この文章を見てみると面白いなと思うことがあります。

心臓から発信される信号で最初に到達するのは電磁波で、神経の信号は後からということです。

バイクに乗って転倒して、あわや大けがという時、ヒヤッとすることがありましたが、血の気がひいてくるのは後からで、危険な状態のその時には血の気がひく感覚はないですよね。

身体への影響というのは、後からくるような気がします。


特に心にポジティブな感情を思い浮かべているときは、心拍のリズムが非常に規則正しくなり、その結果、α波のリズムも心臓にシンクロし、規則正しいものになり、心臓と脳波が規則正しくシンクロし始めると、呼吸のリズム、血圧、皮膚の電気信号のリズムなどもシンクロし始める。

つまり、心と身体はタイムラグはあっても、常にシンクロしているということだと思います。

この内容が、とても面白いと思います。


この現象が一番色濃くあらわれているのが免疫疾患ですよね。心と身体が、うまくシンクロしない状態になっていて、症状が起こっているように思います。身体をいくら調整しても、心にまで響くのには、ちょっとタイムラグがあるのかなとも思います。

だから、免疫疾患は地道に調整を行うことが大事だなと思います。心に響かせる為の調整って、もの凄く静かで派手さのない刺激が必要です。あちこちズブズブ刺激したら絶対にありえません。

そのことをこの現象は、よくあらわしているように思います。


打てば響く、でも響かせない。

そういうさじ加減が必要なのが、心と身体をシンクロさせる治療には絶対に必要です。

そんな刺激を行う為には、なにかもっと違うリズムが存在することを理解する必要があります。


身体の中を流れる静かなリズムです。

この論文では、心電計等で、それを証明している訳ですが、かなり大雑把です。実際には、それ以上に何らかの身体の中を流れるリズムが、調整しています。

静かなリズム

殆ど感じることが困難な程小さなリズムがあり、そのリズムが身体の奥底まで振動させる原動力になっています。

そのことに気づけないと治療は困難です。


そういう意味で、元気とかポジティブという言葉の捉え方によって、この論文の疑問点がでてきます。

ポジティブという言葉は、本来あまり良い言葉ではありません。なぜならポジティブの裏はネガティブだからです。つまり表か裏で、コインの両面状態です。

裏でなければ表、表でなければ裏という、かなり大雑把な捉え方で、精神状態としては、あまり良い状態とは言えません。

躁うつ状態

科学のやっていることって、意外に躁うつ状態に似ています。


眠りにつくときに、ポジティブだったら寝られません。だからこの意味を勘違いしている人が、かなりいるんじゃないかなと思います。完全にテレビ等の洗脳ですね。

裏も表もあるのが人間です。もちろんその中間もあります。どのような状態をポジティブと言っているのかを限定していませんから、この実験は成功する時とそうでない時の差が激しいはずです。

つまり人間の一部、あまりにも一部を一瞬捉えただけの結果と言えなくもないです。


これは、手当たり次第の治療と同じですね。反応点のあるところを刺激しまくる初心者治療のようなものです。これでは、この実験と全く同じです。時間もかかるしね。

実際には、もっともっと、細やかなリズムが身体の中には流れています。

治療をするのにリズムはとても大切です。

リズムのない治療は、効果が薄く、リズムのある治療は、刺激が殆どなくても、よく効きます。そして余計なことを極力避ける。


この話しの意味がわかるようになってくると、裏か表か、真ん中かという三つの選択ができるようになってきます。そして、裏と真ん中の中間も、その中間も、その中間も・・・。

そうやって円に近づくのです。そして、その円が一周すると次の段階にあがっています。

まさにスパイラル

同じであって同じでない位置

最終的には位置すらもない。


その意味がわかるようになると、大海そのものを見れます。

しかし、科学や思考は、大海を航海している大きな船のキャビンの窓から海を見るようなものです。一瞬空が見えたり、一瞬陸地が見えたり、水だけが見えたり・・・。

大海そのものを捉えようとはしないで、窓から一生懸命外を見る。

良かったり悪かったりですね。


科学が大海そのものを見れる時が来るのか?

日進月歩に見える科学ですが、どうも私の生きているうちには、どう考えてもおいつきそうにありません。

でも私は科学否定論者ではありません。(^^;

なぜなら一瞬を捉えた一瞬は事実だからです。


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