肩が鋼鉄のような硬さをしています。
これは様々な反応が絡み合っているので調整には日数がかかるかなと思いました。
左右を比べると、左は、強烈な硬さで、盛り上がっています。
港湾労働者のような肩です。
本人はそうとう辛かったと思います。
家族のことも色々あったみたいで、それらのストレスも肩の緊張の要因なのはわかります。
ストレスを和らげるのは話しを聞いてあげることでしょうか?
それも良いかもわかりませんが、ストレスは必ず身体に反映します。
身体が変化すると、それだけでも精神的が楽になります。
例えば風邪ひいて寝込んでいる時に、何かをしなければならないとしたら、誰しも普通の精神状態ではいられません。
頭の中では、「なんでこんな状況で、そんなことせなあかんのや~」って怒れてくるのでは?
と思います。
もちろん、それを未来に引きずらなければ身体の影響はないのですが、怪我と同様に後遺症として身体に残ることがあります。
こうなると、肉体を楽にする方法を考えなければ、精神は楽にはなりません。
この方も、それを自覚していたのだと思います。数日キチンと通ってくれました。
最後の頼みの綱と思ってくれているみたいです。
左胸に「水」の反応があり、腋窩にはリンパ管の反応があります。前腋窩リンパ管の一部です。
水の影響は大胸筋の一部、内肋間筋の第三、第四肋間の一部に特に強い反応がでています。
この反応がでると必ず、上肢や前腕の緊張を伴い、肩甲骨も前上方に変位しながら、呼吸を狭めます。
横隔膜の一部にも問題がでます。
呼吸と精神は無関係ではありませんが、大きな呼吸だけが効果的かと言えば、そうではありません。
それを間違えてしまうことが多いのでは?
と思います。
呼吸時にそこだけ動かすとか、そこを動かすように筋肉を使うというのは難しいです。
というかほぼ、不可能です。
しかし、やり方があります。
このような場合、母指の痛みも出やすくなります。
逆に言えば、母指の痛みにも応用できる反応とも言えます。
気による診断では、解剖学的な反応を診てもかなり限局的に異常が出ることが多いのです。
図を参考にしてみてください。
リンパ管と言っても、全てのリンパ管が問題になるのではありません。一部です。
一部の異常を捉えると、それを捉えただけでも効果がでたりします。
つまり認識するということが治療につながるのです。
そんな馬鹿なと思うかもわかりませんが、詳細な情報は、それだけでも身体を変化させます。
こういう緊張のある人の方が、それは顕著です。
ガチガチに緊張している人を見ると、強刺激をしてしまいたくなるのは人情です。
しかし、そんなことしなくても緩んできます。
認識することが何よりも重要です。
0コメント