姿勢が悪いと、なぜ体調が悪くなるのでしょうか?
内臓が圧迫されるから?
血流が阻害されるから?
それだけでは側弯症の人でも元気な人の説明がつきません。
その人、本来の形というのがあると考える必要があります。
つまり、無理やり一般的に言われている良い姿勢をとろうとすることは逆に問題が起こると言えます。背中をギューッと伸ばすと肩や首にも緊張が起こり、逆に元に戻ろうとしてしまいます。
これでは本末転倒です。
子供の姿勢が気になり、朝も起きれなくて、連れてきたのですが、ゲームをやめたら体調も良くなって自然に姿勢も良くなったという例もあります。
何が良いのか悪いのかは、やはり、その人の状態を正しく観察する目をもつ必要があります。
姿勢が良くなると身体が楽そうに見えます。
姿勢が悪くなると身体が辛そうに見えます。
それには誰も異論はないはずです。
しかし、それは無理やりでは駄目です。
宮本武蔵が晩年に書き残した五輪の書にも書かれているように、マスの中に入った水は、マスの形になり、形を変幻自在に変える。
それが極意と言っているように形は、その人の状況に合わせて変えていく必要があるということです。
何が正しいという観念ではなく、その人の環境や思想、状態に合わせて、形の基準を変えていくことが、大事ということです。
そういう意味では、身体が楽になったと実感する姿勢が正しい姿勢と言えます。
それは、健康状態と密接に関係していることは事実です。
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