明日は東京

明日は待ちに待った東京セミナーです。

東京でセミナーをやりたいと思っていた夢を、伊勢の勉強会にも何回か出席して頂いたトータルフィットネスコンディショニングの本橋先生のお陰で明日叶えられます。

本当に有り難いことです。

東京では、はじめて私の話を聞く先生方も多いので、基本的なことを話すつもりですが、それまでにビデオ会議やテキスト、動画を通じて、どんな内容なのかを十分知ってもらえたと思います。

ホントに便利な世の中になったなと思います。

伊勢に居ながらビデオ会議という形で、相手の顏を直接見ながら話しをすることができ、それを録画して参加できなかった人とも共有できるのですから、一昔前では全く考えられない話しです。

治療のビデオも秘密のグループにアップすることができて、その内容を文章で討論することもできます。フェイスブックがなかったら、こんなに沢山の先生と巡り会えなかったと思うし、話しを聞いて貰える機会すらなかったと思います。

また現状で、どんなことに悩んでいるかを知る機会もなかったと思います。

１ヶ月前に定員を超えてしまい、会場の定員ギリギリまで申し込んで頂けたのは本当に感謝です。

東京でやっても人が集まるのか、ちょっと心配でしたが、本当に皆さんのおかげです。

私の治療に対する考え方は、ほぼ２０歳の時に決まっています。

２０歳の時に自分の身に起こったことを、どのようにして証明したらよいのか３０年以上悩み続けてきましたが、１０年前に本を出し、それを実証する形で人に説明できるようになってきました。

長い年月がかかりましたが、その分内容の濃いものになっています。

私のやり方は、テクニックではありません。考え方をしっかり身につけてもらうことでしか習得できません。しかし、基本さえわかれば、どんなやり方であっても、これを応用することができます。

だからこそ無経無穴なのです。

鍼灸師であっても経絡も経穴もないよという矛楯した世界を実証してきました。

この言葉を実証するまでは、絶対に基本的なことしかやらないと決めていましたが、やっとそれができるようになってきましたので、これからが本当の学びの世界だと思っています。

先人達が、しのぎを削って到達した最高の言葉なんじゃないかと思います。きっと鍼灸治療の真骨頂でしょう。

長年考え続け、それができる方法を編み出してきました。

もう無数に編み出したので、自分でも覚えていませんし、最近のものだけを今回しっかりまとめたのですが驚く程ありました。

きっと、無経無穴と言っている鍼灸師は、そう多くないと思います。また、技術的には、それができても人に、それを説明することができないのが普通です。

人に実証し実演しながら説明できてこそ、自分自身の実になった技術だと私は考え頭を捻り続けてきました。

治療で悩んでいる。テクニックは色々覚えたけど、今一つ確証を得られない。そういう悩みを抱えている治療家は多いと思います。それに答えられる技術だと思います。

医師だろうと鍼灸師だろうと、柔道整復師、トレーナーどんな資格だろうと一般の人にでも、ちょっとした知識があれば十分学んで貰えるように組み立てました。

医学を難しい言葉でしか伝えないのは、その方が安易だからです。しかし、一般の人にも説明できる内容でないと本当に説明できたことにはなりません。これは思っているより難しいことです。そして一般の人も普通に実感することでしか説明できませんので、説明する側が、それを噛み砕かないとできません。だから常にその目線にたっていなければなりません。

日常的であり、できるだけ専門的な言葉を使わないで単純な現象を説明する。

それが私の思い描く講義です。

そして、人間とは何か？

を永遠のテーマとして哲学や宗教も含むものでなければならないと思っています。

やっとスタート地点に立てたという思いがしています。