昨年の11月から勉強会に来てくれた先生です。
フェイスブックのウォールにもアップしてくれていましたが、こちらのブログにも掲載させて頂きます。
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中村先生と同じことは一生できないわけなんだけれども、とりあえずやってみる!
の精神です。
伊勢の勉強会は、ずーと継続して続いている会にひょっこり参加だったので、長くいらしている方の知識が大前提なこともあって、今日はこんな感じ!っと、あっちいきこっちいきで、とってもとってもエキサイティングなのですが、東京は、初めて先生に会う方も多かったので、これまで聞いてない一番最初っから教えていただけたなあ、わかりやすかったーという感じ。
はじめての方に話しをするのを前提で色々考えていきましたが、実は一番私自身が勉強になりました。(^^)/
まぁ自分で考えたことを調べ直して、よくもまぁここまで考えたもんだと自分で呆れ返りました。
しかし、何一つ人真似してない点だけは、自分自身で評価してます。
今回のテーマは下肢。とてもとてもとてもとてもとてもとーーてーーーもためになりました。
鍼灸師は、体表と内臓がつながっているよ、とか、身体の上下左右はリレーションしているよ。
と習うけれども、それがどうやって??
どういうルートで??
というのは、経絡図なんかで説明されちゃうから、案外、べたっと体表にはりついている感じとか、皮膚皮下くらい、筋の間?
くらいの感じがしてしまっている人もいっぱいいると思う。
そこなんですよ。
知識が厄介なのは、わかったつもりになってしまって、それじゃ~実技できるの?
ってところが、だ~れも教えられない。だからみんな余計にわからなくなるんです。頭で考えるんじゃないんです。耳をそばだてるんです。
そしてアホになる。アホになってただただやってみる。それが一番大事なんですよね。
その中のリンパの状態や、血液の流れが悪いという認識があったとしても、それをどうやって変えるのか。
がポイント。
鍼はどうやったって、鍼が届くところ、ってことになるし、破壊していいところってことになる。
手術なら破壊しても良いところが多くなりますが、鍼はせいぜい体表面から10センチ以内ですよね。もっと長い鍼使う人もいますが、それに何の意味があるのかを疑問に思わないと余計に意味がわからなくなるんです。
取り去る。
みたいなのは、やっぱり、イメージと、患者の認識が必要なのだ。
その認知と、その後に自動で起こる変化のためにこそ、筋力検査があるわけなのだ。
全くそのとおりです。筋力検査は特種な検査ではありませんからね。特種でもなんでもないのに特種な検査だと思い込んでいるところが問題なんです。頭で理解しようとしているんですよね。
例えばデモででてきてくださった先生の喉のリンパを、先生は内部の斜めうしろから上にむかって刺激するというイメージ。
えーっまじぇーー!
て感じ。
私ならイメージだとしても、やっぱり前からやってしまうなと思う、つまり、鍼でできることの前提からしか感覚も発想もない。
知識が邪魔をするよい例です。
咽のリンパ管や鎖骨リンパ、腋窩リンパあたりを前から見て後右下から前左上方向へ刺激する。なんてことが簡単にできます。
きっと昨日からやっていると思います。
このところのファシア理論で、実は体の中みも、構造上ちゃんと四肢や体表とくっついてました。
とわかってきましたが、だからこそ、むしろ理学療法や、カイロなどの手技療法家の先生の方が、3Dで物体としての人体の構造の理解がイイ人が増えているかもしれません。
ピンチですよ、鍼灸師(笑)
(大丈夫ですけどね、認識どころか、構造物破壊が必要な案件はちゃんとあると思います!
特に患者と同調するパワー出力不足の術者には、道具を用いることは、身体を壊さないためにも、強い味方なのです。)
3Dの解剖図には私も大きく助けられています。
ファシア理論という言葉に騙されないで、キチンと自分で確認することが大事ですね。
ファシアがあると頭でわかろうとするから、頭が悪くなるんです。
そんなもんあるに決まっています。なかったら鍼灸はあり得ない。古典読んだらどう考えてもそれしかないでしょって言いたいです。
証明されないと認識できない人は、見たい物しか見ない人です。
写真とるのをすっかり忘れていたのですが(それくらい夢中でしたもんで)スパイラルテープで異常点をまるで星座のようにつなぐと、構造体がそうだったー!
って感じで不具合を「認識できる。」
感じられる、認知されることは、自然治癒のスイッチを入れるのに不可欠だけど、はっきりどこかが痛いというのじゃなくても、オカシイことはわかっても、どうおかしくて、どこがどうなっているのかしら。
が、わからなくなることはいっぱいある。
いったん痛くなっちゃうと、使わないという選択肢が選べなければ、その痛みがおきた原因部分を認識して身体を使うことができるひとはまれだし、今時は痛みを忌み嫌い、痛みを薬物使ったりして、やたらに消したがるし。
代償運動ですね。
何が悪くて、何が良いのかが根本的にわかってないと処置のしようがないですからね。
あのテーピングはホントに面白いと思います。そのものですからね。
しかし、中村先生は、一般の人むけ、つまり患者さんたち相手に、そのような内部のつながりや、肉体の状態の認識、使い方を教えて、できるようにしている。
カンのいいひとは、できるのだ。(リンクにあるとおり、伊勢の一般向けは、次回は9月22日だそうです)
治らないものは、どこかに、普段の使い方で無理をしてたり「使ってない」ところがあって、拮抗筋バランス、なんて単純な言葉で説明しきらないけれども、代償運動や、関節をひねった状態で運動、動作をし続けているってこと。
だから、そんな「不器用」な使い方のままで鍛えるなんて、だいじょうぶなんですか。
というご説明。
おっしゃる通りです!
鍛えるというのは、ちゃんとできないなら、やりすぎたら肉体の破壊にすぎないのですな。
トレーナーの方も今回いらっしゃったので、そこを是非理解して欲しいなと思ってます。単純な運動で効果があがるのか?
ということです。あがる訳がないです。というかある一定のところまでは来ます。
その後は、怪我のオンパレード!!
素質あるのに、それで駄目になった子が一杯います。そんな子が私の治療を受けて理学療法士になった子がいます。きっとあの子もここにもどってくると思います。
全部面白かったのですが、圧巻だったのは、蜂窩織炎のなおりかけという先生の足の治療をするのに、最初っから、こっちでしょ。
と患側ではなく、健側にテープをちょう不可思議なかっこでペタペタ貼ったら、患側の動かなかった足が斜め後方へすいすい動くようになってしまった件。
むくみがひゅーとひいていく。
こはいかに!!!
だって、下腿にわっか状にテープなんて考えられないもんね。
考えられない。
って思うこと自体が、まだまだ感覚じゃないのですな。
(笑)<自分でつっこんでおく。
特にYNSAの新合谷とかAポイントで困っている人は、そもそも診断点をみるための、筋力検査の認識が間違っている。
Aポイントを刺す前に、山元先生の治療は実はもう、終わっている。
どうやら、また東京でやってくださるそうなので、興味がある方はぜひご一緒いたしましょう!!!!!
YNSAをされている先生も日曜日来て頂きました。
悩んでいるのは、そこだなぁ~って思いました。堂々巡りをしている感じです。
だからアホにならなあかんのやって~。
って言いたいんですが、控えておきました。(笑)
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