トレーナーの方が、東京セミナーの感想を送ってくれました。
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遅ればせながら、感想を書かせていただきます。
東京でのセミナーという貴重なお時間を提供して下さりありがとうございました。
私は都内でパーソナルトレーナーとして活動しており、一応ストレングス&コンディショニングの資格を保持しております。
もちろんウェイトトレーニングの指導をしますが、(あまり声を大にして言うと、同業から白い目で見られますが)資格や役割りで括る考え方になぜか馴染みが持てないので、身体の扱い方などを、色々な物事の見方や考え方から探るような事を行なっています。
'上手くいく'という現象が起こる確率をどうにか上げたい。
自然界からしたら、大変な無礼者なのかも分かりませんが、私はそんな欲求から、人間のパフォーマンスとは何か?
ということに興味ち始め、今に至ります。
『とても素晴らしいお志ですね。これからのトレーナー業界を変革させるお考えだと思います。
何か参考になって頂ければと幸いです』
中村先生を知ったキッカケは、あるピラティススクールの先生のSNSからでした。
お2人方のコメント蘭にはいつも抽象的な表現が飛び交っていますが、これが自分の中で全く腑に落ちない。
笑 え?
なんで指にアプローチしたの?
なんで、その動きで改善したの?
ソコとソコって繋がりがあるの?
こんな心の声が出てきて、自分の認識の狭さと同時に、身体の面白さを感じていました。
さらに、中村先生のブログで治療シーンの配信が始まった時には、大変失礼ながら'マーケティング'、というワードが頭によぎり、ハイプに見えてしまうくらいに、全く理解が出来ませんでした。(スミマセン。。。)
『・・・(笑)
マーケティングです。(笑)
もの凄く私も悩みました。そんなこと見せて恥しいと思うし、自慢しているように思われるのも嫌だなぁ~と思いながらも、あの動画を見て興味を持ってくれた人も多いので、動画をあげて良かったかもって思ってます。やはり人は、視覚に訴えるのが一番かなとも思います。
百聞は一見にしかず、体験は一見を凌駕する
体験しないとわからないことは一杯ありますが、そのキッカケなんだと思います。
今回のセミナーは、それを体験してもらうのも一つの目的でした。
身体のつながりは、常識では考えられないものがあります。常識を疑えとよく言われますが、単に常識を疑うだけなら、ただひねくれ者です。
正しく疑う。真正面から疑うことが大事なことかなって思います。
その為には一切の先入観を捨て、身体の訴えに忠実になる。
ということだと思います。それを既存の概念で判断しない勇気が求められます』
曲がりなりにも、色々な内部感覚を感じながら苦労して身体を変えて来たので、根本的に身体の見方が違うことは分かりました。
しかし、どのように見えているのか?
なぜ、その見方ができるのか?
全く理解できずとても気になっていました。
距離や時間の問題から勉強会になかなか参加できなかったところで、今回の東京開催と聞いてスグに応募した次第です。
実際に参加してみて、治療家の方が使うワード、経絡やら、穴やら、に関しての知識は全くありませんでしたが、先生がやっている事がどういう事かは何となく感じる事ができました。
'強烈な世界観を作り確信する事'
これが肝だと、私は感じました。
『素晴らしいです。そこが一番私の伝えたかったことです。同じことをしても同じ結果にならないということを認める勇気は、新しい扉を開く第一歩ですからね。
科学的なら同じ事をすれば同じ結果にならなければなりません。技術というのはそういうレベルです。それは小さい範囲のレベルであって、その向こう側にある不確かで混沌とした世界のことを理解しようともしていない世界です。
もちろん、それが悪いのではなく、それを高めることで人間は豊かになってきましたから否定しているのではありません。
私の話は、完璧に技術を超えています。自慢している訳でも何でもなく、そうとしか言い様がありません。だから技術でない技術、常識的な人から見たらアホとしか思いようのない技術です。
それでも強烈な結果が残ります。私にはそれしか訴えるものがありませんので、勇気だけは人以上にあると自負しています。まぁそれだけ悩んだってことでしょう』
セミナー前のビデオ会議でも強調されていて、セミナー序盤の質疑応答で 「私と患者さんの世界観には他者が介入する余地はない。私には勝てませんよ。」
のようなことを仰ったのが、印象的でした。
『有り難う御座います』
すなわち、具体的な手技に関してはすぐマネできるものではないし、マネにはあまり意味がないと感じたので、自分が世界観を作れるようになろうと強く思いました。
『全くそのとおりです。この意味を理解するのは、頭ではありません。言い方は嫌いですが、魂そのもので感じる。身体ごと感じるということです。子供の時は誰しもそうしてました』
どうしても、すでにあるモノを組み合わせる、いわば、最適化、のような考え方が先走り、いつもそこに正誤がつきまとう。
これは他者が作った世界観を鵜呑みにしている状態で、先生が行なっている事とは全く違うこと。
誰も見たことのないモノを見つける、ヒラメキ、のようなものは、'知識を捨ててアホになった人'にしか見えないのだと思いました。
知識は盲点を作る。
これは紛れも無い事実ですが、 知識がないとそもそも思考ができない事も事実です。
先生も沢山の知識(世界観)に触れ、ひたすらに実践する中で、アホの境地に達したのだと推測します。
一朝一夕でこの境地に至る事は出来ないと思いますが、本物のアホになれるように精進しようと思える、大変刺激的な時間でした。
繰り返しになりますが、貴重なお時間、ありがとうございました。
『一回のセミナーで、そこまで感じとって頂けたなんて嬉しすぎます。しかも異業種なのに、私が一番伝えたい根幹をそのまま持って行ってくれましたね。
末恐ろしいです。(笑)
こちらこそ本当に有り難う御座いました』
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