関節の可動域ではなく、可動状態を調べる検査法があります。
可動状態と可動域とは全く違います。
可動状態とは、初動を感じる検査法なので、僅かな動きで十分わかります。
ただ、僅かすぎて相手に伝わらないこともあります。
それでも術者がわかっていれば、何をどうしていくのかという設計図は描けます。
脉診などもそうですが、あれは究極の相手に伝わらない検査法ですね。
脉診をする人が、可動状態を診ると言っている私を否定することはできないでしょう。
きっとそのはずです。
しかし、パッと私のやっていることを見たら否定される人が多いと思います。
脉診が全てみたいに思っている人もいます。
脉診も可動状態も全く変わりのない技術なのに、それは違うと言い張ります。
もちろん、見た目や、やっていることは違います。
本質と言うなら、見た目が大きく変わっても、見ているものが同じなら同じものと言えるはずです。
意外に専門家は、こういう事実を知らない人が多いように思います。
この道一筋!!
とかこの方法が一番!!
と思っている人に多いんじゃないかなと思います。
私もこの道一筋なのですが、このような疑問を持っているので、そうはなってないようです。
だから、どんな技術も受け入れる用意があるし、実際受け入れます。
鍼灸の専門家は、そういうことを受け入れない人も多いんじゃないかなと思います。
特に男性には多い気がします。
人のやっていることを斜めはすかいにしかみない技術は、男性の場合超一流です。
しかし、女性は、そういう見方をあまりしない。
男性臭い男性は、そんな女性を見ると、ちょっと知能の足りない人みたいに思う人多いですからね。
女性の触覚や臭覚を馬鹿にする人は、女性の嗅覚の恐ろしさを知らないですね。
男性は、絶対に気をつけて欲しいって思います。
と言っても私も男性なので、斜めに見るところはあります。しかし、それは、その技術を理解していないからだけなので、自分自身の勉強不足です。
きっと、自分が勉強不足だということを認めたくないという、せま~い気持ちから、そういう行動になるのでしょう。
どういうことなのか理解してしまえば、その道を極めた人とは共通項が必ずあります。
「真実」というのは、どんなに形が変わっても変わらないもの。
です。
最低でも、それだけは目指したいなと思います。
そのことをわかる目を持ちたいなと思っています。
まだまだ遠い道のりかも・・・。
というか今始まったんだから、まだのびしろがあるなとも思えます。
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