自分の身体に注意をむけてみると色々なことがわかります。
身体を思い切り左へ捻ってみてください。
右に捻ってみてください。
その差を感じてみてください。
たぶんあんまり差がないと思う人が多いと思います。
しかし、ゆっくり小さく捻ってみてください。
右に捻った時と左に捻った時では、使っている筋肉や使おうとする筋肉に違いがあるのがわかるんじゃないかと思います。
ゆっくり小さく左へ捻ると腰の方に少し突っ張りや使っている感じがあったとします。
右へゆっくり小さく捻ってもそんな感じはない。しかし、胸のあたりで圧迫を感じたりします。
こういう些細な動きをよく観察することが大事です。
この動きを何人もの患者さんに教えてきました。
しかし、ついついギュッと動かしてしまいます。
早く動かしたり、大きく動かしたりしてしまいます。
私は、これを学校教育の弊害と言ってます。
人より良い成績を収めなければならないという教育を受けてきた結果だと思っています。
強い刺激が良い刺激、早い刺激が良い刺激
人より強く、人より早く!!
そういう秘められたメッセージが心の中に埋め込まれています。それが教育です。
だから教育というのは、何も学問の話しではなく、無意識に反射的に作られる身体の動きにも関係してきているのです。
無意識の反射の話しは、この前からブログにも書きましたが、この反射は後天的で、より上位脳の反射です。
いわば作られた反射なのですが、これが意外に大きな影響を持って、その人の人生そのものを決めているんだと思います。
もちろん、この反射も生存していく上では、もの凄く大事なことです。戦いは、動物の生存本能です。戦いに勝ってこそ生存できる訳ですから当然必要なことです。
しかし、それで留まっては次の段階にはいきません。
次の段階は、それを抑制し、自分自身を見つめる時間を少しでも増やすことです。
これは、できそうで簡単にはできません。
私もまだまだです。でも常にチャレンジしていくことで自分自身のことがわかるようになってきます。そこに新しい世界が待っていることは確実です。
反射的行動に支配されるか、新しい世界にチャレンジしていくのか?
決めるのは自分自身でしかありません。
同じことを同じように同じ結果にしかならないことを続けますか?
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